『ミスト 短編傑作選』スティーヴン・キング(著) 2018
8/6
月曜日

本書5作品は、Skeleton Crew三分冊(骸骨乗組員、神々のワード・プロセッサ、ミルクマン)に輯録されていたものをキング側のチェックを受けて選定・刊行されたもの。約20年前に読んだが、今回再読した。スティーヴン・キングのガンスリンガー(暗黒の塔)のおもしろさに目覚め、キングの作品を手当たり次第、読み耽るようになっていた時代で、五反田の本屋で数冊買ったことを覚えている。
本書は、四編輯録されており、
 ・ほら、虎がいる
 ・ジョウント(新訳)
 ・ノーナ
 ・カインの末裔
 ・霧
米国での出版は、
 Here There Be Tygers(1968)
 The Jaunt(1981)
 Nona(1978)
 Cain Rose up(1968)
 The Mist(1980)
となっている。霧は10年ほど前に映画化され、日本でも公開され観に行った。今回はアマゾンプライムでも再観した。エンディングは映画のほうが厳しい、辛い。希望が絶たれてしまったことが。やはり本を読むのがいいでしょう。

省吾のスティーブン・キング

ミスト 短編傑作選 (文春文庫)
スティーヴン キング Stephen King
4167910764
登録情報
文庫: 360ページ
出版社: 文藝春秋 (2018/5/10)
言語: 日本語
ISBN-10: 4167910764
ISBN-13: 978-4167910761
発売日: 2018/5/10
内容(「BOOK」データベースより)
その町を覆ったのは霧―目の前さえ見通せぬ濃霧。その奥には何かおそるべきものが潜む…豪雨に襲われてスーパーマーケットに集まった被災者を襲う災厄とパニックを描き、映画化、TVドラマ化された伝説の中編「霧」他、「恐怖の帝王」の凄みを凝縮した問答無用の傑作集。キング入門者に最適、キング・ファン必携の一冊!

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