日本陸海軍機大百科、局地戦闘機『震電』-J7W1-(3) 2014
2/11
火曜日



日本陸海軍機、第114弾は、震電開発に影響を与えた欧米列強国の推進式形態の試作・計画機である局地戦闘機『震電』を紹介します。

日本海軍が太平洋戦争末期に、四発爆撃機迎撃用の切り札になる最後のレシプロ戦闘機として大きな期待をかけていたのが「震電」だった。この震電の開発提唱者でもあった海軍航空技術廠の鶴野正敬技術大尉が、エンテ型(前翼型)も含めた推進式形態機に傾注するきっかけになったと思われる欧米列強国の同形態機開発状況がどのようなものだったのか試作・計画数が多いアメリカ、ドイツを例に紹介されている。




今回のモデルは、、昭和20(1945)年8月初飛行から2年後、ようやく帝都防空部隊に配備されたと仮定した、あくまで架空の新編成「第三九九海軍航空隊」所属機である。全体をジュラルミン地肌(アルクラッド処理)をイメージした銀塗装に仕上げ、胴体及び主翼上下面には白フチなしの日の丸を、機首上面には防眩用ツヤ消し黒塗装をペイントした。また、方向蛇には赤色の警戒帯と「オスナ」の注意書きを、主翼のフラップ部上面には赤色の歩行禁止帯や「ノルナ」の注意書きを忠実に再現。このほか、プロペラ前面と後面の警戒帯の違いやスピナーの塗り分けや主翼前縁の黄色の味方機識別帯、機関銃、翼端灯、編隊灯、尾輪など、細部塗装も試作機を参考に忠実な再現を試みた。



次回は、陸軍機の『カ号観測機』をご紹介します。


※サイト:日本陸海軍機大百科


(2014/02/11 7:57)


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