日本陸海軍機大百科、『九七式重爆撃機』二型 2013
11/12
火曜日



日本陸海軍機、第106弾は、陸軍の南方作戦及び中国戦線等で活躍したの『九七式重爆撃機』二型を紹介します。



陸軍航空最初の近代的重爆撃機として昭和12(1937)年11月、折からのに中戦争(当時の故障は支那事変)で実践デビューした九七式重爆は、そののち、太平洋戦争末期に至るまでの約7年間もの長期間にわたり第一線で奮闘した。後半の3年間は設計、性能的に旧式化し、苦しい戦いに終始したが、それでも後継機である一〇〇式重爆「呑龍」よりも乗員達から信頼される存在であり続けた。


今回のモデルは、昭和18(1943)年当時、カムチャッカ、及びアラスカ、アリューシャンなど北東方面の哨戒、情報収集任務に従事した飛行第六十二戦隊所属機である。機体上面は暗緑色、下面は灰緑色の迷彩塗装に仕上げ、胴体とエンジンナセルの下面まで周り込んだ塗り分けも充実に再現している。また、胴体後方には白フチ付きの日の丸と外征部隊識別の白帯を垂直尾翼には北海道を図案化した白線の菱形に、九七式重爆のシルエットと固有機識別のカタカナを記した戦隊マークがプリントされている。この他、焦げ茶色のスピルナーとプロペラおよび黄色の警戒帯、主翼前縁の味方識別帯、焼鉄色の排気管、ピトー管、翼端灯、ループアンテナ、尾部の八九式7.7mm固定機銃など細部塗装も実機どおりに仕上げられている。



次回は、海軍機の一八試陸上偵察機『景雲』をご紹介します。


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(2013/11/12)


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