日本陸海軍機大百科、『零式艦上戦闘機二一型』 2013
9/2
月曜日



日本陸海軍機、第100弾は、海軍航空の期待を背負ってデビューした稀代の名機の戦歴を遡る特集となっている。

海軍が要求した夢想とも言えるような空力的に相反する諸性能を、極めて高いレベルで実現した零戦は、確かに航空史上において特筆されるべき存在だった。その稀代の名機とも形容し得る本機の中国大陸における実践デビューから太平洋戦争終結に至るまでの主要な戦歴を遡ってみる記事となっている。この号では、日中戦争での実践デビューから太平洋戦争緒戦期までが紹介されている。




今回のモデルは、昭和18(1943)年6月から昭和19(1944)年1月までの間、鹿児島基地において練成訓練に励んだ頃の海軍第二六一航空隊”虎部隊”所属機である。機体上面は暗緑色、下面は藍色の明細塗装に仕上げ、胴体後部の塗り分けは中島製二一型の特徴である”後方斜め上がり”を再現している。また、主翼上下面と胴体後方には、空戦、飛行訓練時の機体識別のための白帯を、垂直尾翼には部隊符号/機番号を忠実にペイントした。このほか、こげ茶色のスピナーとプロペラの黄色の警戒帯、主翼前縁の味方識別帯、フラップ部上部の「オスナ」「ノルナ」の注意書きと赤色の歩行禁止帯、さらには、翼端灯、部隊灯、燃料尾注入口など細部塗装も実機どおりに仕上げている。



次回は、陸軍機の四式重爆撃機『飛龍』一型[キ67-Ⅰ]をご紹介します。


※サイト:日本陸海軍機大百科

(2013/09/02 22:15)


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