日本陸海軍機大百科、陸上哨戒機『東海』一一型 (2) 2013
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金曜日



日本陸海軍機、第91弾は、欧米列強国にも引けを取らなかった、東海の潜水艦探索システムとなった陸上哨戒機『東海』を紹介しましょう。

世界にも誇れる着想の専用対潜哨戒機として誕生した「東海」ではあったが、その収益はあまりにも遅きに失した感があり、期待されたほどの大きな実績は残せないままに終わった。本機の開発史はこちらを参照されたし。
日本陸海軍機大百科、陸上哨戒機『東海』一一型[Q1W1]







今回のモデルは、昭和19(1944)年半ば頃、横須賀周辺海域で対潜水紹介の運用試験に臨んだと推定される、海軍航空技術廠飛行実験部所属の“コ-QI-2”号機である。機体全面を実験機や練習機に指定された黄色と層に仕上げ、主翼上下面と胴体にも白フチ月日の丸を、尾翼には黒色で所属符合/機番号を記入した。また、赤色の警戒帯を施した銀色のプロペラは、裏面をこげ茶色に塗りわけ、スピナーも黄色に塗り分けた。このほか、発動機ナセル内に収納された主脚柱や車輪、尾輪、電波探信儀のアンテナ、爆弾懸吊架、排気管、翼端灯、ピトー管の塗りわけなど、細部塗装も実機どおりに仕上げている。



次回は、陸軍の一式陸上攻撃機一一型をご紹介します。


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