日本陸海軍機大百科、局地戦闘機『震電』(2) 2013
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金曜日



日本陸海軍機、第89弾は、戦争に間に合わなかった、日本海軍最後の高性能」レシプロ戦闘機、局地戦闘機『震電』を紹介しましょう。

日本海軍航空が、対B-29迎撃用の“切り札”として絶大な期待を寄せ、その試作を最優先で進めさせていた、前例の無い前翼方携帯の戦闘機「震電」。しかし、その開発着手はあまりにも遅く、試作1号機がわずか3回、系45分間のテスト飛行を行ったところで太平洋戦争は終結、全ての努力は無に帰してしまった。



今回のモデルは、帝都防空専任の精鋭部隊であった第三〇二海軍航空隊(神奈川県厚木基地)所属機を想定モデルとした架空の機体である。機体上面は濃緑色、下面は灰色の迷彩塗装に仕上げ、胴体前半部下方の濃緑黒色と灰色の波形塗り分けや胴体下部に突き出た2本のアンテナ支柱の塗り分けも忠実に再現している。また、2枚の尾翼上端付近には“黄桜”の撃墜マークと、その下には“ヨ-102”部隊符合/機体番号を実機と同様に再現。方向舵には「オスナ」などの注意書きと赤色の警戒帯もペイントしている。このほか、プロペラ前面と後面の警戒帯の違いやスピナーの塗りわけ、主翼前縁の黄色の味方機識別帯、主翼のフラップ部上面の赤色の歩行禁止帯や「ノルナ」の注意書き、さらには翼端灯、編隊灯、細部と躁も試作機を参考に忠実な再現を試みている。


次回は、海軍の水上戦闘機『強風』一一型』をご紹介します。



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