『通り過ぎゆく者』コーマック・マッカーシー(著) 2024
4/9
火曜日

原書はThe Passenger(2023)作品


著者の作品は4~5冊は読んでおり、贔屓の作家である。晩年の本書(2022年)を書き上げ2023年逝去した。兄と妹の関係性は何だろう、兄妹以上の執着・余韻は何だろう。妹アリシアに再々登場する鰭のアレは何なんだ。空想・幻想なのか?また、科学・数学の知識・蘊蓄が多く物語を紡ぐに伏線となり得ているのか。兄ちゃんも妹も特別に頭が切れるので常人には及ばぬところあり。妹は分裂症となり。ケネディ暗殺に関する一意見は物語上、必要?とか、アリシアのバイオリンどうするんだとか、消化不良となる小説だった。会話は子気味良いテンポだ。

登録情報
出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2024/3/18)
発売日 ‏ : ‎ 2024/3/18
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 576ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4152103094
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4152103093

コーマック・マッカーシー(Cormac McCarthy)
1933年、ロードアイランド州プロヴィデンス生まれ。 現代アメリカ文学を代表する作家のひとり。代表作に『すべての美しい馬』『越境』『平原の町』から成る「国境三部作」、『ブラッド・メリディアン』、『ザ・ロード』、『チャイルド・オブ・ゴッド』(いずれも早川書房より黒原敏行訳で刊行)など。







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