原書は、Steget Efeter(1997) 【上巻】 下巻でまとめて 【下巻】 今回も犯人のプロファイルが掴めず、操作の糸口が見つからず、藻掻き苦しみながら捜査が進められるのだが、ヴェランダーの健康面の心配もありながら、彼の次の犯罪が起きる前に何としても犯人を捕まえてやる執念といいますか、ヴェランダー、仲間、検事、署長、ベクトルを揃えつつな捜査が続く。しかし、伏線をこうも縦横無尽に張り巡らせてしまうヘニング・マンケルさんはすごいですよね。