『笑う男』ヘニング・マンケル(著) 2021
12/6
月曜日

警察小説、ラヴェンダーシリーズ第4作品。作戦会議やラヴェンダーが状況をまとめるポイントが要所要所であり、読者は迷うことがないとか、多少期間が空き読書再開なんて時はいいところだろう。(反復過ぎると感ずる人も・・・) しかし、終盤がドタバタで、悪玉がそんなにイージーに真相を暴露しないだろう、と。ヴェランダーもさらっと殺されることなく猶予を与えることが反撃のチャンスとなるわけだ。このパターンは常套だけれど。主人公の思考や人間関係、プロットの捻りは絶妙この上ないのだけれど、少し飽きてきたかな。実は。

登録情報
出版社 ? : ? 東京創元社 (2005/9/30)
発売日 ? : ? 2005/9/30
言語 ? : ? 日本語
文庫 ? : ? 544ページ
ISBN-10 ? : ? 448820905X
ISBN-13 ? : ? 978-4488209056
内容(「BOOK」データベースより)
正当防衛とはいえ、人を殺したことに苦しむヴァランダー。警察官を続けるか否か悩む彼のもとへ、友人の弁護士が訪ねてきた。父親の死に腑に落ちない点があると言う。しかしヴァランダーに他人に力を貸す余裕はなかった。だが警察を辞める決心をした彼が見たのは、その友人が殺害されたという新聞記事。事件を追い始めた彼の身に犯人の魔の手が迫る。ゴールドダガー受賞シリーズ。







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