原書は、Of Mice and Men, John Steinbeck(1937)
よい小説でしたね。最終シーンも惨く悲しいのではあるけれど、ジョージのレニーへの想いが伝わり、ジーンとですね。「怒りの葡萄」もリアリズムに溢れていましたが、これも目の前に情景がありありと浮かび、表情や声までも圧をもって伝わってきました。このような小説があるとだめですね。読書はやめられなくなりますから。
英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1,000冊 犯罪系:155/1,000作品中
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登録情報
出版社 : 新潮社; 改版 (1994/8/10)
発売日 : 1994/8/10
言語 : 日本語
文庫 : 156ページ
ISBN-10 : 410210108X
ISBN-13 : 978-4102101087 |
内容(「BOOK」データベースより)
一軒の小さな家と農場を持ち、土地のくれるいちばんいいものを食い、ウサギを飼って静かに暮らす―からだも知恵も対照的なのっぽのレニーとちびのジョージ。渡り鳥のような二人の労働者の、ささやかな夢。カリフォルニアの農場を転々として働く男たちの友情、たくましい生命力、そして苛酷な現実と悲劇を、温かいヒューマニズムの眼差しで描いたスタインベックの永遠の名作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スタインベック,ジョン
1902‐1968。カリフォルニア州サリーナス出身。スタンフォード大学で海洋生物学などを学ぶかたわら、農場や商店で働き、創作をはじめた。代表作『怒りの葡萄』で1940年にピューリッツァー賞を受賞、’62年にはノーベル賞を受けた |
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