『"機関銃要塞"の少年たち』ロバート・ウェストール(著) 2020
5/21
木曜日

原書は、THE MACHINE-GUNNERS(1975)

いい小説でした。第二次世界大戦、銃後の英国。子供たちの目線でみる家族愛、友との友情、喧嘩騒動。墜落機の部品収集、これは宝なんでしょうね。また、エライものを見つけて奪略・隠蔽したがために、それを軸にストーリーは展開していく。ハプニングにハプニングが被さり、思わぬ方向へあれよあれよ、と。何とも言えない緊張をキープしつつも暖かさを感じ続けられる。基地ごっこライクな遊びのなかにも子供たちにも祖国を守る使命感がある。それは自主自立の精神かもしれない。脳が暖色のまま読み終えました。これはお勧めできます。


英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1,000冊  SF/ファンタジー:143/1,000作品中

登録情報
単行本: 302ページ
出版社: 評論社 (1980/12/20)
言語: 日本語
ISBN-10: 4566012042
ISBN-13: 978-4566012042
発売日: 1980/12/20

内容(「MARC」データベースより)
19世紀末のロンドン。翼をもった女空中ブランコ乗りフェヴァーズが語りはじめる。卵からの誕生、売春宿での少女時代、秘密クラブでのフリークショー…。やがて舞台は極寒のシベリアへ。奇想天外でポップなファンタジー。







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