『エア (プラチナ・ファンタジイ)』ジェフ・ライマン(著) 2019
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原書は、Air, Geoff Ryman(2004)。

英国SF協会賞/アーサー・C・クラーク賞/ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞受賞と否が応にも期待を持たせる作品ではないか。年末は感動で綺麗に締めくくりたい想いを猛々しくも打ち砕いてくれた小説でもある。奇抜で斬新ではあるが、状況設定が如何なものか。国境接する山間の貧しいが長閑な棚田のある居間で豚も飼うギルスター村を襲う○○。こういった民族は通常、寡黙だ。西洋人のようにベラベラ喋ることはない。しかし皆さん、西洋人風の風味で喋りまくる。違和感がある。段組長篇で読み進めにくい。驚きは○で着床・妊娠するに及んで、もはやあきれ果てて苦渋しかない。冗談もいい加減にしなさいよ、と言いたくなる。SF小説というより泥臭い糞臭い小説であろう。時間を返せ。


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エア (プラチナ・ファンタジイ) 登録情報
単行本: 475ページ
出版社: 早川書房 (2008/5/23)
言語: 日本語
ISBN-10: 4152089229
ISBN-13: 978-4152089229
発売日: 2008/5/23
内容紹介
未知のテクノロジーがもたらす衝撃を、
ひとりの女性の人生に託して描く大作。

2020年、中国、チベット、カザフスタンに国境を接する山岳国家カルジスタンのキズルダー村では、先祖伝来の棚田を耕し、昔から変わらぬ生活を続ける人々が暮らしていた。中国系女性チュン・メイは、そんな村の女性のために、町にでかけてドレスや化粧品を調達し収入を得る“ファッション・エキスパート”だった。
ある日、キズルダー村で、新システム〈エア〉のテスト運用が行なわれることになった。〈エア〉は脳内にネット環境を構築し、個々人の脳から直接アクセスを可能にする新ネットワーク・システムで、一年後の全世界一斉導入が予定されていた。
だが、テストの最中に思わぬ悲劇が起きる。メイの隣人タンおばあさんが、システムの誤作動が原因で事故死してしまったのだ。テスト中、メイは〈エア〉内でタンおばあさんと交感、彼女の全人生を体験する。それ以降、おばあさんの意識はメイの脳内に住みついてしまうが、まるでその代償であるかのように、メイは偶然〈エア〉にアクセス可能なアドレスを取得する。それをきっかけにメイの人生は急転回を見せはじめる。〈エア〉がメイに、そして人類にもたらすものとは……。
SF界を代表する物語作家が、異質なテクノロジーとの出会い、アジアの小村から世界を変えることになるひとりの女性の人生を、ストレートに描いた巨篇。
英国SF協会賞/アーサー・C・クラーク賞/ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞受賞。



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