原書は、Goldfinger, Ian Fleming(1959)。007シリーズ第三作として映画化されたのは1964年。オープニングのテーマソングが印象的で子供時分にも鮮明に記憶に留まっている。原書のジェームス・ボンドはバリバリのアクションスターでもなく、強くもなく、格闘シーンも少ないのだ。しかし、よく練られた小説だ。映画化されるために書かれたような印象を持つ。もう一度、映画も観てみないと。
英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1,000冊 犯罪系:121/1,000作品中
内容(「BOOK」データベースより) 英国情報部員ジェイムズ・ボンドは、オーリック・ゴールドフィンガーと名乗る謎の男と出会い、男がカードでいかさまを働くのを見破った。が、黄金を異常に愛するこの男の正体とは、巨大な犯罪組織を牛耳る怪物だったのだ。やがてボンドは、ゴールドフィンガーが企む恐るべき犯罪計画に単身闘いを挑んでいく!スパイ小説史上もっとも有名なヒーローが、華麗な活躍を見せる永遠の名シリーズを代表する傑作。