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登録情報
文庫: 528ページ
出版社: 岩波書店 (2010/11/17)
言語: 日本語
ISBN-10: 4003751094
ISBN-13: 978-4003751091
発売日: 2010/11/17 |
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登録情報
文庫: 555ページ
出版社: 岩波書店 (2011/5/18)
言語: 日本語
ISBN-10: 4003751116
ISBN-13: 978-4003751114
発売日: 2011/5/18 |
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登録情報
文庫: 498ページ
出版社: 岩波書店 (2011/11/17)
言語: 日本語
ISBN-10: 4003751124
ISBN-13: 978-4003751121
発売日: 2011/11/17 |
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登録情報
文庫: 704ページ
出版社: 岩波書店 (2012/6/16)
言語: 日本語
ISBN-10: 4003751132
ISBN-13: 978-4003751138
発売日: 2012/6/16 |
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登録情報
文庫: 448ページ
出版社: 岩波書店 (2013/5/17)
言語: 日本語
ISBN-10: 4003751140
ISBN-13: 978-4003751145
発売日: 2013/5/17 |
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登録情報
文庫: 448ページ
出版社: 岩波書店 (2013/11/16)
言語: 日本語
ISBN-10: 4003751159
ISBN-13: 978-4003751152
発売日: 2013/11/16 |
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登録情報
文庫: 608ページ
出版社: 岩波書店 (2014/6/18)
言語: 日本語
ISBN-10: 4003751167
ISBN-13: 978-4003751169
発売日: 2014/6/18 |
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登録情報
文庫: 624ページ
出版社: 岩波書店 (2015/5/16)
言語: 日本語
ISBN-10: 4003751175
ISBN-13: 978-4003751176
発売日: 2015/5/16 |
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登録情報
文庫: 704ページ
出版社: 岩波書店 (2015/11/18)
言語: 日本語
ISBN-10: 4003751183
ISBN-13: 978-4003751183
発売日: 2015/11/18 |
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登録情報
文庫: 512ページ
出版社: 岩波書店 (2016/9/17)
言語: 日本語
ISBN-10: 4003751191
ISBN-13: 978-4003751190
発売日: 2016/9/17 |
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登録情報
文庫: 576ページ
出版社: 岩波書店 (2017/5/17)
言語: 日本語
ISBN-10: 4003751205
ISBN-13: 978-4003751206
発売日: 2017/5/17 |
内容紹介
(1)ひとかけらのマドレーヌを口にしたとたん襲われる戦慄。「この歓びは、どこからやって来たのだろう?」 日本の水中花のように芯ひらく想い出――サンザシの香り、鐘の音、コンブレーでの幼い日々。プルースト研究で仏アカデミー学術大賞受賞の第一人者が精確清新な訳文でいざなう、重層する世界の深み。当時の図版を多数収録。
(2)株式仲買人の出身ながら社交界の寵児スワンは、ある日友人に最下層の粋筋(ココット)オデット・ド・クレシーを紹介される。追う女、追われる男の立場はいつしか逆転し、初老の男は年下の恋人への猜疑と嫌悪に悶える(スワンの恋)。二人の結婚からジルベルトが誕生し、幼い「私」はシャンゼリゼで出会ったこの美少女に夢中になる(土地の名―名)。好評の吉川プルースト第2巻。(全14冊)
(3)少年の目に映るパリの社交風俗を描く、第二編第一部「スワン夫人をめぐって」。オデットとの結婚によって上流階級との交際を断ったスワン。夫妻の娘ジルベルトへの想いを募らせ、スワン家のサロンの信奉者となる私。ある日、夫人のお供をした昼食会で憧れの作家ベルゴットと同席する栄に浴するも、初恋は翳りを帯び……。
(4)それから二年後、私はノルマンディーの保養地バルベックに滞在した。上流社交界のゲルマント一族との交際、「花咲く乙女たち」の一人アルベルチーヌの抗いがたい魅惑、ユダヤ人家庭での夕食、画家エルスチールのアトリエで触れる芸術創造の営み。海辺のリゾート地、ひと夏の燦めきを描く、第二部第二篇「土地の名―土地」。
(5)パリのゲルマント館の一翼に引っ越した一家。家主の公爵夫人は神秘に包まれた貴婦人。その威光にオペラ座で触れた「私」は、コンブレー以来の夢想をふくらませ、夫人の甥のサン=ルーを兵営に訪ねて軍人の世界を垣間見たり、友人と愛人の諍いに巻き込まれながら、しだいに「ゲルマントのほう」へ引き寄せられる。
(6)祖母の旧友ヴィルパルジ夫人のサロンで、「私」は憧れのゲルマント公爵夫人とついに同席。芸術、ゴシップ、ドレフュス事件など、社交界の会話の優雅な空疎さを知る。家では祖母の体調が悪化。哀しみを押し隠す母、有能で非人間的な医師、献身的で残酷な女中の狭間で、死が祖母を「うら若い乙女のすがたで」横たえるまでを「私」はつぶさに目撃する。
(7)冬に向かうパリ、「私」をめぐる景色は移ろう。――人妻との逢い引きの期待は破れるも、かつて夢見た「花咲く乙女」とはベッドで寄り添い、憧れのゲルマント公爵夫人からは晩餐の招待が舞いこむ。上流社交界で目にした気品と才気の実態、シャルリュス男爵の謎、予告されるスワンの死……。人間と社会の機微を鋭く描く第7巻。
(8)聖書に登場する悪徳と罪業の都市ソドムとゴモラ。本篇に入り、いよいよ同性愛のテーマが本格的に展開される。無意志的記憶により不意によみがえる祖母への想い。祖母を失ってしまった悲しみの感情に私は改めて強くとらえられる(「心情の間歇」)。私は再会したアルベルチーヌに同性愛の疑いをいだき、不安を覚える。
(9)シャルリュスと青年ヴァイオリン奏者のソドム的関係。その一方で描かれるゴモラのテーマ。アルベルチーヌの同性愛を疑う「私」の嫉妬と動揺。彼女からヴァントゥイユ嬢とその女友達と深くつながっていることを告げられた「私」は激しい苦悩をおぼえるが、にわかに彼女と結婚しなければならないとの思いに駆られる。
(10)海辺を自由に羽ばたく鳥――アルベルチーヌ――を、パリに連れ帰り、恋人たちの密やかな暮らしが始まる。籠の鳥となっても謎めいたままの女は、倦怠と嫉妬と疑惑で「私」を苛む。そんな狂おしい日々を彩る、朝の夢想、パリの物売りの声、芸術についての考察、大作家ベルゴットの死など。周囲の人々の流転とともに物語は進む。
(11)ヴェルデュラン邸での比類なきコンサートを背景にした人間模様。スワンの死をめぐる感慨、知られざる傑作が開示する芸術の意味、大貴族の傲慢とブルジョワ夫妻の報復。「私」は恋人への疑念と断ち切れぬ恋慕に苦しむが、ある日そのアルベルチーヌは失踪する。
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