『とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢』ジョイス・キャロル・オーツ(著) 2019
7/8
月曜日

原書は、THE CORN MAIDEN AND OTHER NIGHTMARES(2011)。

輯録は七篇
「とうもろこしの乙女」
「ベールシェバ」
「私の名を知る者はいない」
「化石の兄弟」
「タマゴテングタケ」
「ヘルピング・ハンズ」
「頭の穴」
秀作で捨てがない。益々、ジョイス・キャロル・オーツの贔屓作家となりそうな勢いである。個々の書評は割愛するが、「頭の穴」がリズミカルでテンポよろしく読ませてくれた。切り口が多様で充分にお勧めできる作品だ。

登録情報
文庫: 466ページ
出版社: 河出書房新社 (2018/1/5)
言語: 日本語
ISBN-10: 4309464599
ISBN-13: 978-4309464596
発売日: 2018/1/5
内容(「BOOK」データベースより)
美しい金髪女子中学生の誘拐事件、誕生前から仲違いしてきた双子の兄弟、赤ん坊を見守るネコの魔力、腕利きの美容整形医がはまる悪夢のような現実…。ミステリ/ホラー/ファンタジーの垣根を超えて心の暗闇と現実の歪みを描き、近年ノーベル文学賞の候補と目されるアメリカ女性作家の自選中短篇傑作集。



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