『心霊電流(上下巻)』スティーヴン・キング(著) 2019
2/6
水曜日

原書は、REVIVAL(2014)。

【上巻】これからですかね。下巻の急降下ジェットコースターの恐怖が待ち遠しい。

【下巻】キングファン歴20年、ほぼ読破自称の立場として、感じること。語り手のジェイミーが説明しすぎ、補足しすぎ感がある。キングは表現技能、文章の練り方、登場人物の交差的・突然思い出し的、登場のさせ方は絶品、端役も大事にするのはいつものこととしてなのだが。青春もの、家族もの小説が前半を占め、これは絶賛。後半部分もホラーのコクが薄っぺらで、あまねく多くの読者評価を得ようとしているのか、毒々しさがなく灰汁が薄く骨抜きと感じてしまう。万人が読む本じゃなくて、ホラーフリークが読める本を書いてほしいのだよね。

登録情報
単行本: 270ページ
出版社: 文藝春秋 (2019/1/30)
言語: 日本語
ISBN-10: 4163909656
ISBN-13: 978-4163909653
発売日: 2019/1/30
登録情報
単行本: 270ページ
出版社: 文藝春秋 (2019/1/30)
言語: 日本語
ISBN-10: 4163909656
ISBN-13: 978-4163909653
発売日: 2019/1/30

内容(「BOOK」データベースより)
【上巻】途方もない悲しみが、若き牧師の心を引き裂いた―6歳の僕の前にあらわれたジェイコブス師。神を呪う説教を執り行ったのち、彼は町から出て行った。しかしその後も僕は、あの牧師と何度も再会することになる。かつては電気仕掛けのキリスト像を無邪気に製作していた牧師は、会うたびごとに名前を変え、「聖なる電気」なるものを操る教祖にのぼりつめる。少年小説であり青春小説である前半を経て、得体の知れぬ恐怖が徐々に滲み出す。忌まわしい予感が少しずつ高まる中、あなたは後戻りのきかない破滅と恐怖への坂道を走りはじめる。

【下巻】何かが起こった。ジェイコブス師の稲妻の肖像写真に撮られたオクラホマの娘に、恐ろしい何かが起こった。牧師の電気治療でドラッグ中毒から脱した僕の身にも何かが起こるのだろうか?オクラホマ娘の一件で再び僕のもとから去ったジェイコブス師。だが運命の糸は僕たちを三度目の邂逅へと導いてゆく。二〇〇八年。初老となった僕はジェイコブスが「ダニー牧師」と名を変えて、一大信仰運動を開始したのを知る。牧師の主催する集会にもぐりこんだ僕は、彼の「癒し」を目撃する。“聖なる電気”による電撃で、歩けなかった者が歩きだし、病に苦しむ者は苦痛から解放される。まやかしか?それとも電気の魔術は本物なのか?僕と牧師の運命が、またもやひとつに撚り合わされる。だが僕は知りつつあった。ジェイコブスの「癒し」を受けたひとびとに何かが起こっていることを―そして僕がジェイコブスとともに稲妻の降り注ぐ山荘を訪れたとき、ああ、何かが起ころうとしていた、ひどく忌まわしい何かが!この世ならざる怪異。悲しみの淵から噴き出す恐怖、恐怖!ホラーの巨匠が、久々に放つ怪奇小説大作、ついに恐るべきものが電撃とともに頭をもたげる!






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