『ブリジット・ジョーンズの日記』ヘレン・フィールディング(著) 2019
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火曜日

原書は、Bridget Jones’s Diary, Helen Fielding(1996)。暮れから読んだ未婚女性のハチャメチャな日常を日記帳に綴った全世界で大ヒットとなった小説である。このブリジットの気持ちはよくわかるけれども。しかし、日常、平凡に暮らしているオールドミスがこれほど変化のある刺激があるかというと、どうかしらん、でもあるし、最後は王子様的な顔・職・金・優・勇の全方向隙なしの男性とハッピーエンドかい? えっ、小説っぽくない。(そう、小説だから作者の自由自在)まぁ、それもよしだ。そういった「私にもある」と「こうであったらいいのになぁ」と二日酔いに苦しむ日常と夢見る理想が複雑にスパイラルし、女性の共感を呼び、陽炎のように脆く天と地の狭間でピンポンするハイミスな乙女心の純情さは絶賛に値すると僕は思っているけどね。


英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊>コメディ:94/1,000

登録情報
文庫: 461ページ
出版社: KADOKAWA/角川書店
言語: 日本語
ISBN-10: 4041018552
ISBN-13: 978-4041018552
発売日: 2015/4/25

内容(「BOOK」データベースより)
ロンドンの出版社に勤めるブリジット・ジョーンズは30代前半、独身。目下、最大の目標は節酒、禁煙、ダイエット、内面の安定と充実。だが、郊外の実家では両親は熟年離婚の危機まっただなかで、ブリジットにはボーイフレンドのひとりもいない。あこがれの上司、ダニエルと個人的なメールのやりとりをするようになったものの、関係は危険な予感につつまれていて―。世界中の女性が共感したロングセラーシリーズ、ここに誕生!






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