このシリーズ、面白いですね。引き摺り混まれる、泥沼、砂地獄にはまり込んだよう。第五作目となる本書、これは第一作から順追って読まれることをお勧めする。柳沢さんの翻訳はいつもパーフェクトだし、本書の内容は文句の付けようが無いので置いておいて、次作(第六作)のスウェーデン語からの翻訳は打ち切りのようだ。これはなんたることか、読者をこれほどに「マルティン・ベック中毒」にさせておいて何らフォローアップもないままに! あるまじき卑劣な行為であり、ここに怒り心頭であることを表明し、出版社殿、善処されんことを。次作を出版できないのなら僕は二度と角川文庫は読むまいと誓う。
マルティン・ベックシリーズ |
1 |
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ロゼアンナ |
2 |
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煙に消えた男 |
3 |
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バルコニーの男 |
4 |
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笑う警官 |
5 |
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消えた消防車(本書) |
6 |
未訳 |
サボイ・ホテルの殺人 |
7 |
未訳 |
唾棄すべき男 |
8 |
未訳 |
密室 |
9 |
未訳 |
警官殺し |
10 |
未訳 |
テロリスト |
刑事マルティン・ベック 消えた消防車 (角川文庫) マイ・シューヴァル ペール・ヴァールー 柳沢 由実子
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登録情報
文庫: 400ページ
出版社: KADOKAWA (2018/4/25)
言語: 日本語
ISBN-10: 4041014794
ISBN-13: 978-4041014790
発売日: 2018/4/25 |
内容(「BOOK」データベースより)
厳寒のストックホルム。警察が監視中のアパートが突如、爆発炎上した。任務についていたラーソン警部補は住人を救うべく孤軍奮闘するが、出動したはずの消防車が一向に到着しない。焼死者の中には、ある事件の容疑者が含まれていた。刑事マルティン・ベックは捜査を進めるうち、この火災に奇妙な点があると気づく。やがて捜査陣の前に浮かび上がってきたのは、意外な犯罪の構図だった―。警察小説の金字塔シリーズ、第五作。
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