『司馬遼太郎が考えたこと〈14〉エッセイ1987.5~1990.10』司馬遼太郎(著) 2018
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土曜日

いよいよ14巻、司馬氏は民俗学、言語学、美術評論、宗教学と、テキトーに書きましたが、抽斗が潤沢、ジャンルが幅広いのです。著者の近場にいた方への弔辞も数篇あり、そのような年齢層に差し掛かってきたということも気に掛かるところです。

司馬遼太郎が考えたこと〈14〉エッセイ1987.5~1990.10
司馬 遼太郎
4106467143
登録情報
単行本: 409ページ
出版社: 新潮社 (2002/11)
言語: 日本語
ISBN-10: 4106467143
ISBN-13: 978-4106467141
発売日: 2002/11
内容紹介
1989年1月、昭和天皇崩御。元号は平成に変った。1990年1月、株式が大暴落。「バブル崩壊」で日本経済は低迷の時代を迎える。このころ司馬遼太郎は『韃靼疾風録』を刊行、『街道をゆく』の取材でイギリス、オランダ等を旅行している。この巻は、昭和天皇への思いを綴った「空に徹しぬいた偉大さ」、小学校国語教科書のために執筆した「二十一世紀に生きる君たちへ」など70篇を収録。
司馬遼太郎が考えたこと〈13〉エッセイ1985.1~1987.5
司馬 遼太郎
4106467135
登録情報
単行本: 403ページ
出版社: 新潮社 (2002/10)
言語: 日本語
ISBN-10: 4106467135
ISBN-13: 978-4106467134
発売日: 2002/10
内容紹介
「バスクへの盡きぬ回想」「日韓断想」「井伏さんのこと」「書生の兄貴」「並みはずれた愛」「裾野の水」「土と石と木の詩」「昔をいまに」「樹木と人」「浄土日本的思想の鍵」「大阪の原形」ほか42篇(うち単行本未収録30篇)。
司馬遼太郎が考えたこと〈12〉エッセイ1983.6~1985.1
司馬 遼太郎
4106467127
登録情報
単行本: 385ページ
出版社: 新潮社 (2002/09)
言語: 日本語
ISBN-10: 4106467127
ISBN-13: 978-4106467127
発売日: 2002/09
内容紹介
1983年10月、ロッキード裁判一審で田中角栄元首相に懲役4年、追徴金5億円の実刑判決が下りた。1984年3月には「グリコ事件」が発生、「劇場型犯罪」が世間を騒がせる。このころ司馬遼太郎は『箱根の坂』を刊行、『韃靼疾風録』の連載を開始している。この巻は、「捨てられかけた日本語」「文章における耳と目」等の日本語論、環境問題を論じた「訴えるべき相手がないまま」など63篇を収録。
司馬遼太郎が考えたこと〈10〉エッセイ1979.4~1981.6
司馬 遼太郎
4106467100
登録情報
単行本: 389ページ
出版社: 新潮社 (2002/07)
言語: 日本語
ISBN-10: 4106467100
ISBN-13: 978-4106467103
発売日: 2002/07
内容紹介
1980年代を迎えた日本は「成熟社会」に入った。自動車摩擦で政府が対米輸出自主規制に踏み切るいっぽう、国内では「新宿バス放火事件」、「金属バット殺人事件」など陰惨な事件が相次ぐ。このころ司馬遼太郎は『胡蝶の夢』『項羽と劉邦』を刊行、さらに『ひとびとの跫音』の連載を開始した。この巻は多彩な文学・美術論や「天山の麓の緑のなかで」等のシルクロード紀行など55篇を収録。
司馬遼太郎が考えたこと〈9〉エッセイ1976.9~1979.4
司馬 遼太郎
4106467097
登録情報
単行本: 389ページ
出版社: 新潮社 (2002/06)
言語: 日本語
ISBN-10: 4106467097
ISBN-13: 978-4106467097
発売日: 2002/06
内容(「BOOK」データベースより)
「竹ノ内街道こそ」ほか73篇を収録。うち単行本未収録・54篇。
司馬遼太郎が考えたこと〈8〉エッセイ 1974.10~1976.9 (新潮文庫)
司馬 遼太郎
4101152500
登録情報
単行本: 391ページ
出版社: 新潮社 (2002/05)
言語: 日本語
ISBN-10: 4106467089
ISBN-13: 978-4106467080
発売日: 2002/05
内容紹介
1974年12月、田中角栄首相が金脈問題で退陣した。このころ司馬遼太郎は『播磨灘物語』『翔ぶが如く』などを刊行。また「列島改造論」に象徴されるように国中が「民族をあげて不動産屋になった」状況に危機感を抱き、手作りの対談集『土地と日本人』をまとめる。この巻は、日本作家代表団の一員として戦後初訪問した中国の印象記や、田中角栄の功罪を論じた「一つの錬金機構の潰え」など67篇を収録。
司馬遼太郎が考えたこと〈7〉エッセイ 1973.2~1974.9
司馬 遼太郎
4106467070
登録情報
単行本: 379ページ
出版社: 新潮社 (2002/04)
言語: 日本語
ISBN-10: 4106467070
ISBN-13: 978-4106467073
発売日: 2002/04
内容紹介
1973年10月、第四次中東戦争が勃発、日本中に石油ショックの激震が走った。町からネオンが消え、主婦はトイレットペーパーを求めて奔走、世間に漠然とした“終末観"が流れる。このころ司馬遼太郎は『空海の風景』の連載を開始。いっぽうベトナムなど活発に海外を旅行して、文明と文化に関する独自の考察を深めた。この巻にはルバング島帰還兵・小野田寛郎氏への戸惑いを綴る「服従について」など58篇を収録。 
司馬遼太郎が考えたこと〈6〉エッセイ1972.4~1973.2
司馬 遼太郎
4106467062
登録情報
単行本: 378ページ
出版社: 新潮社 (2002/3/15)
言語: 日本語
ISBN-10: 4106467062
ISBN-13: 978-4106467066
発売日: 2002/3/15
内容紹介
1972年7月、田中角栄が総理に就任。国中が列島改造ブームに沸くが、これは地価高騰とインフレを促進する結果となった。このころ司馬遼太郎は『花神』を刊行。1973年、『国盗り物語』がNHK大河ドラマになり、「国民作家」の名が定着する。この巻は連載完結の感慨を綴る「『坂の上の雲』を書き終えて」の他、戦争時代の体験から日本の奇妙さに思いを馳せる「戦車の壁の中で」など39篇を収録。  
司馬遼太郎が考えたこと 5 エッセイ1970.2~1972.4
司馬 遼太郎
4106467054
登録情報
単行本: 392ページ
出版社: 新潮社 (2002/2/15)
言語: 日本語
ISBN-10: 4106467054
ISBN-13: 978-4106467059
発売日: 2002/2/15
内容紹介
1970(昭和45)年、大阪万国博覧会が開催され、日本は平和と繁栄を謳歌する時代に入った。いっぽうこの頃、よど号乗っ取り事件や浅間山荘事件など世の中に衝撃を与える事件が相次ぐ。司馬遼太郎は『世に棲む日日』『城塞』『覇王の家』などを執筆、さらにライフワーク『街道をゆく』の連載も開始した。第5巻は三島由紀夫の割腹自殺について論じた「異常な三島事件に接して」など65篇を収録。
司馬遼太郎が考えたこと〈4〉エッセイ1968.9~1970.2
司馬 遼太郎
4106467046
単行本: 379ページ
出版社: 新潮社 (2002/1/10)
言語: 日本語
ISBN-10: 4106467046
ISBN-13: 978-4106467042
発売日: 2002/1/10
 内容(「BOOK」データベースより)
吹き荒れる学園紛争の嵐は頂点に達し、’69年1月、東大安田講堂に機動隊が出動した。このころ、司馬遼太郎は新聞小説『坂の上の雲』を連載。さらに『城塞』『花神』など次々と長篇の執筆に取りかかる。第4巻は、「戦後、日本という国家が軽くなったので学生たちはやるせないのかもしれない」と嘆ずる「軽い国家」等、世情騒然とする中、ゆるぎない歴史観をもとに綴ったエッセイ65篇を収録。
司馬遼太郎が考えたこと〈3〉エッセイ1964.10~1968.8 (新潮文庫)
司馬 遼太郎
4101152454
 登録情報
文庫: 550ページ
出版社: 新潮社 (2005/1/28)
言語: 日本語
ISBN-10: 4101152454
ISBN-13: 978-4101152455
発売日: 2005/1/28
商品の説明
内容紹介
日本は経済大国の仲間入りを果たし、「昭和元禄」の繁栄が始まった。司馬遼太郎は、『国盗り物語』『関ケ原』など大作を次々に発表、1968(昭和43)年には『竜馬がゆく』がNHK大河ドラマとなり国中の喝采を得る。第3巻は、執筆の内輪を明かす「歴史小説を書くこと」、ベトナム戦争の泥沼に足を踏み込むアメリカと安穏とする日本を対比した「平和は難かしい」など129篇を収録。
司馬遼太郎が考えたこと〈2〉エッセイ1961.10~1964.10 (新潮文庫)
司馬 遼太郎
4101152446
 登録情報
文庫: 513ページ
出版社: 新潮社 (2004/12/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4101152446
ISBN-13: 978-4101152448
発売日: 2004/12/22
内容紹介
日本は高度経済成長時代を迎え、東京オリンピック開催に向けて国中が沸き立っていた。新聞社を辞め、職業作家として独立した司馬遼太郎は、『新選組血風録』『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『国盗り物語』など、旺盛な創作活動を開始する。第2巻は、これら初期傑作の執筆余話のほか、「若い者は悪いか」「戦車と文明」等の時代と文明に関する論評、後年では稀となった身辺雑記など119篇を収録。 
司馬遼太郎が考えたこと〈1〉エッセイ1953.10~1961.10 (新潮文庫)
司馬 遼太郎
4101152438
登録情報
文庫: 500ページ
出版社: 新潮社 (2004/12/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4101152438
ISBN-13: 978-4101152431
発売日: 2004/12/22
内容(「BOOK」データベースより)
歴史と文明、人間について天性の明るい知性で考えぬいた司馬遼太郎が、40年以上にわたる創作活動のかたわら書き残したエッセイを、年代を追って収録した集大成シリーズ。第1巻は、新聞記者時代から、『梟の城』で直木賞を受賞する前後まで。食や大阪、神戸についてのエッセイや、戦争中の極限的経験を綴った「それでも、死はやってくる」など、若き日の思索をたどる89篇を収録。




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