原書は、Crash(1973)、「太陽の帝国」「沈んだ世界」に続く3冊目のバラード作品。♪ぱっぱ ぱぱらぱ ばらのーいや ぱらのいやー♪的な糞本だ。ペニス、精液、ヴァギナ、アヌス、ぬめり、SEXの描写がフンダンで、車中、交通事故を見ないとエクスタシー、オーガズムを得られない男たち。自分の妄想・願望で股を割る都合のよい女ばかり登場する。LSDでぶっ飛ばない限り変態倒錯小説は書けない。ほんとに。「テクノロジーの夢・・」なんだ、それ、イメージできる? これがバラード最高傑作と誉れ高いのなら、共感できないほど評価指数が高いことになる。 ※ガーディアン必読死ぬまでに読むべき1000冊:SF/ファンタジー (38作品読了/1000作品中)
内容(「BOOK」データベースより) 六月の夕暮れに起きた交通事故の結果、女医の目の前でその夫を死なせたバラードは、その後、車の衝突と性交の結びつきに異様に固執する人物、ヴォーンにつきまとわれる。理想通りにデザインされた完璧な死のために、夜毎リハーサルを繰り返す男が夢想する、テクノロジーを媒介にした人体損壊とセックスの悪夢的幾何学を描く。バラードの最高傑作との誉れも高い問題作、初文庫化。