『五万二千ドルの罠』エルモア・レナード(著) 2017
11/12
日曜日

原題はFIFTY-TWO PICKUP(1974)。どうでしょう、ストーリーでいえばうーん、所所緊張感もあるが。僕が主人公ミッチェルを羨ましいと思うことは2つ。(1)若かりし頃、P-47サンダーボルド戦闘機のエースパイロットだったこと。(2)ほんとうによく出来たスタイル抜群の嫁がいること。(1)は進展に特に寄与することはない。(2)を保有しているにも関わらず、摘み食いをしたために高い授業料を払ったことになる。おいたをしないとストーリーは一歩も進み出さなかったから、おいたをして貰わなければならなかったけれども、男とはアサハカな生き物よのう。特に壮年になってくると種の保存の遺伝子が再活動しはじめるのは世界共通なのだ。

る。 (ガーディアン必読1000冊:犯罪系 32作品読了/1,000)

五万二千ドルの罠 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
エルモア レナード 山崎 淳
4150761515
登録情報
文庫: 354ページ
出版社: 早川書房 (1986/09)
言語: 日本語
ISBN-10: 4150761515
ISBN-13: 978-4150761516
発売日: 1986/09
内容(「BOOK」データベースより)
暗闇で彼はスクリーンを見つめていた。画面には、彼とヌード・モデルの情事が次々と映しだされていく。やがて背後から男の声―「このフィルムを買ってもらおう」デトロイトの実業家ミッチェルを突然襲った卑劣な脅迫。脅迫をしかし彼は敢然と拒絶した。だが冷酷な犯罪者たちは手を緩めなかった。さらにエスカレートした脅迫の前に苦悩するミッチェルはただひとり反撃を開始するが…全米注目のベストセラー作家レナードが、独特のタッチで贈る犯罪サスペンスの傑作。



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