内容(「BOOK」データベースより)
上巻:大西洋から北まわりで太平洋に抜ける北西航路。その最後の部分を発見すべく、1845年5月、探検隊長のサー・ジョン・フランクリン率いる二隻の英国艦“エレバス”と“テラー”は出航した。だが、当初は順調だったものの、翌年9月には北米大陸の北で両艦は氷に閉ざされ、身動きできなくなってしまう。想像を絶する寒さの中、生き延びる道を探るフランクリンたちの前にやがて巨大な白い怪物が現われ、激烈な闘いが始まる。
下巻:内容(「BOOK」データベースより)
怪物との闘いで死亡したフランクリンのあとを継ぎ、“テラー”のクロウジャー艦長が探検隊長になった。氷はいっこうに解けず、彼は艦を出る決断を下す。徒歩で氷原を北米大陸まで進む計画だった。だが、行く手には巨大な怪物が。しかも缶詰が傷んでいたため中毒者が続出し、飢えに苦しめられる。さらに腹黒い一派が叛乱を企てようとしていた。極北の地に展開する壮絶なサバイバル―史実に基づいて描いた冒険ホラー超大作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ダン・シモンズン
1948年イリノイ州生まれ。小学校で教鞭をとるかたわら創作を始め、トワイライト・ゾーン誌のコンテストで一席に入選した短篇「黄泉の川が逆流する」でデビュー。長篇第一作『カーリーの歌』(1985年)で世界幻想文学大賞を受賞し、その後、ホラーやSFを精力的に発表する。『ハイペリオン』(89年)に始まる四部作は、高い評価を得てヒューゴー賞、英国SF協会賞などを受賞した。近年はミステリにも進出。コロラド州在住
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