『チェイシング・リリー(上下巻)』マイクル・コナリー(著) 2015
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土曜日

子供の頃に人生を左右する出来事にあい、その出来事に対して自分がとった行動が、親しい人を亡くしたきっかけだったとしよう。(実際はそうではないにも拘わらず)すると後悔の念に苛まれ、できることならその時に戻って、その出来事を払拭したいと思い続け追い詰める。その思念が現在の自分の行動指針となっていたりする。また、それを克服するには類似の出来事に向き合い、解決もしくは納得・得心することで<心の傷>を癒すことになるのかもしれない。「自分をそこまで追い詰めなくてもいいのだよ」とカウンセラー的役割を持つ人がフォローしてくれることも必要かもしれない。

マイクル・コナリー、単発の科学者ピアスが向き合う事件。第一作「ナイトホークス」で事件の被害者だった女性と繋がっていたりする。

# 邦題 原題 刊行年 刊行年月 ISBN 出版社 訳者
HB1 ナイトホークス The Black Echo 1992年 1992年10月 上巻:ISBN 4-594-01041-5 扶桑社 古沢嘉通
下巻:ISBN 4-594-01046-6
HB2 ブラック・アイス The Black Ice 1993年 1994年5月 ISBN 4-594-01417-8
HB3 ブラック・ハート The Concrete Blonde 1994年 1995年5月 上巻:ISBN 4-594-01818-1
下巻:ISBN 4-594-01819-X
HB4 ラスト・コヨーテ The Last Coyote 1995年 1996年6月 上巻:ISBN 4-594-02000-3
下巻:ISBN 4-594-02001-1
RW/JM  ザ・ポエット The Poet 1996年  1997年   
HB5 トランク・ミュージック Trunk Music 1997年 1998年6月 上巻:ISBN 4-594-02513-7
下巻:ISBN 4-594-02514-5
HB/TM  我が心臓の痛み  Blood Work 1998年 2002年   
HB6 エンジェルズ・フライト 2006年1月 上巻:ISBN 4-594-05096-4
下巻:ISBN 4-594-05097-2
HB7 夜より暗き闇 A Darkness More Than Night 2001年 2003年7月 上巻:ISBN 4-06-273793-0 講談社文庫
下巻:ISBN 4-06-273794-9
HB8 シティ・オブ・ボーンズ City of Bones 2002年 2002年12月 ISBN 4-15-208462-6 早川書房
2005年2月 ISBN 4-15-175201-3 ハヤカワ・ミステリー文庫 
- チェイシング・リリー  Chasing The Dime 2002年  2007年   ISBN 978-4-15-175202-5
HB9 暗く聖なる夜 Lost Light 2003年 2005年9月 上巻:ISBN 4-06-275184-4 講談社文庫
下巻:ISBN 4-06-275185-2
HB10 天使と罪の街 The Narrows 2004年 2006年8月 上巻:ISBN 4-06-275476-2
下巻:ISBN 4-06-275493-2
HB11 終決者たち The Closers 2005年 2007年9月 上巻:ISBN 978-4-06-275847-5
下巻:ISBN 978-4-06-275854-3
MH1 リンカーン弁護士  The Lincoln Lawyer 2005年  2009年   
HB12 エコー・パーク Echo Park 2006年 2010年4月 上巻:ISBN 978-4-06-276627-2
下巻:ISBN 978-4-06-276628-9
HB13 死角 The Overlook 2007年 2010年12月 ISBN 978-4-06-276850-4
MH2  真鍮の評決 リンカーン弁護士 The Brass Verdict 2008年  2012年   
HB14 ナイン・ドラゴン Nine Dragons 2009年 2014年3月
MH3  判決破棄 The Reversal 2010年  2014年       
15 - The Drop 2011年
既読
今回



チェイシング・リリー (ハヤカワ・ミステリ文庫)
マイクル コナリー Michael Connelly
4151752021
 登録情報
文庫: 404ページ
出版社: 扶桑社 (1997/10)
ISBN-10: 4594023649
ISBN-13: 978-4594023645
発売日: 1997/10

内容(「BOOK」データベースより)
「リリーはいるか?」引っ越してきたばかりのピアスのもとに、間違い電話が次々にかかってきた。ナノテク学者でベンチャー企業の代表も務めるピアスが興味を覚えて調べてみると、リリーはネット上に広告を出している評判のエスコート嬢だった。その彼女が失踪していることを知ったピアスは、行方を捜し始める。だが直後、彼を物騒な男たちの手荒な警告が襲った―ハードボイルドの旗手が放つクールでホットなサスペンス。






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