『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上下巻)』スティーグ・ラーソン(著) 2015
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土曜日

この本書を読む前に映画「ドラゴン・タトゥーの女 ミレニアム」を数年前に観ていたのだが、それは本書を読んでみると実に忠実に映画化されていたと気付いた。一般的には原作が脚色されてケースによっては全く違った映画となることも多いのだが。読書では、読み進めるにつれて、頭の中で風景・人物像を自分勝手に作り上げていくのですが、これががDVDで観た映像が呼び戻されてしまったことは、イマジネーションする楽しみを削がれてしまったとも言えるし、本書のリアリティが更にアップしたとも言えるし、幸か不幸か、まあ、どちらでもよろしいでしょう。

正直言いますと面白い、全世界で爆発的ヒットをしながら、作者は既にこの世を去りました。ミレニアムも1に続き、2,3もありますから読むのが著者に対する礼儀、筋を通すってものでしょう。

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
スティーグ・ラーソン ヘレンハルメ 美穂
4151792511
文庫: 406ページ
出版社: 早川書房 (2011/9/8)
言語: 日本語, 日本語, 日本語
ISBN-10: 4151792511
ISBN-13: 978-4151792519
発売日: 2011/9/8
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
スティーグ・ラーソン ヘレンハルメ 美穂
415179252X
 文庫: 469ページ
出版社: 早川書房 (2011/9/8)
言語: 日本語, 日本語, 日本語
ISBN-10: 415179252X
ISBN-13: 978-4151792526
発売日: 2011/9/8
しょうごさんの読書メーター

内容(「BOOK」データベースより)
《上巻》 月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。

《下巻》 ミカエルはハリエット失踪事件に関する膨大な資料を調べる一方、ヘンリックの一族のいわくありげな人々の中に分け入っていく。だが謎は深まるばかりで、助手が必要と感じた彼は、背中にドラゴンのタトゥーを入れた女性調査員リスベットの存在を知り、彼女の協力を得ることに成功する。二人の調査で明かされる忌まわしい事実とは?幾重にも張りめぐらされた謎、愛と復讐。全世界を魅了した壮大なミステリ三部作の第一部。






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