大東亜戦争、太平洋戦争では、多くの日本兵が比島(現フィリピン)、沖縄、硫黄島、ギルバート諸島、中国、ニューギニア、スマトラ、アッツ島、樺太、マライ・シンガポール、ビスマルク諸島等の作戦で死んだのだった。玉砕、万歳突撃、日本武士道、大和魂の伝統に則り、報国、天皇を想い純粋な命を粉にしていった。それを指揮する中将、小将、大隊長、大佐、大尉の人間らしさ、思いやりの発言や行動が胸を打つ。
出典:「日本人の勇気」大東亜戦争における主要地域別軍人軍属戦没者一覧
本書の著書は、僕のポリシーと多少違っていて、「生きて虜囚(りょしゅう)の辱(はずかしめ)を受けず」だったり、武士道の精神に則り、最後の一兵になるまで、戦うことが勇ましい、潔い、男子の本懐、そして最後は手榴弾を抱いて自爆、突撃を繰り返したことを誇りとしていて、根底には未だに鬼畜米の思想から抜け出せていない部分が随所に見られる。史実として読み解くには値打ちがあるが、著者の感想は脇にどけておいてよい。
日本国を純粋に救うことだけを考えた兵士も多いだろうが、母親、妻、子供の名前を叫びながら死んでいった多くの兵がいることも事実だろう。
出典:「日本人の勇気」大東亜戦争における主要地域別軍人軍属戦没者一覧
日本人の勇気 北影 雄幸
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登録情報
単行本: 341ページ
出版社: 光人社 (2006/09)
ISBN-10: 4769813198
ISBN-13: 978-4769813194
発売日: 2006/09 |
内容(「BOOK」データベースより)
死を余儀なくされた太平洋戦争の激戦地で、日本人は何を思い願って、その最後の時を迎えたのか。また極限の戦場で将兵はどのように戦い、死んでいったのか。内外の名著・佳編50篇で、対戦国も称賛した日本軍兵士の本当の姿を知る異色の日本人論。平和の尊さを知るための手引書。
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フィリピン |
498,600 |
中国本土 |
455,700 |
ニューギニア |
210,200 |
中部太平洋諸島 |
197,600 |
ビルマ |
164,500 |
日本全土 |
103,900 |
沖縄 |
89,400 |
ソロモン諸島 |
88,200 |
ソ連邦 |
55,000 |
満州 |
46,700 |
台湾 |
39,100 |
ビスマルク諸島 |
30,500 |
朝鮮 |
26,500 |
硫黄島 |
20,000 |
ボルネオ |
18,000 |
小笠原 |
15,200 |
仏印 |
12,400 |
マライ・シンガポール |
11,400 |
樺太 |
8,800 |
マーシャル諸島 |
7,790 |
タイ |
7,000 |
ジャワ |
6,500 |
セレベス |
5,500 |
ギルバート諸島 |
5,214 |
モルッカ |
4,400 |
スマトラ |
3,200 |
アッツ島 |
2,600 |
アンダマン・ニコバル |
2,400 |
南鳥島 |
857 |
総計(概数) |
2,137,161 |
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