『日本人の勇気』北影雄幸著 2015
3/22
日曜日

大東亜戦争、太平洋戦争では、多くの日本兵が比島(現フィリピン)、沖縄、硫黄島、ギルバート諸島、中国、ニューギニア、スマトラ、アッツ島、樺太、マライ・シンガポール、ビスマルク諸島等の作戦で死んだのだった。玉砕、万歳突撃、日本武士道、大和魂の伝統に則り、報国、天皇を想い純粋な命を粉にしていった。それを指揮する中将、小将、大隊長、大佐、大尉の人間らしさ、思いやりの発言や行動が胸を打つ。

    
  出典:「日本人の勇気」大東亜戦争における主要地域別軍人軍属戦没者一覧
本書の著書は、僕のポリシーと多少違っていて、「生きて虜囚(りょしゅう)の辱(はずかしめ)を受けず」だったり、武士道の精神に則り、最後の一兵になるまで、戦うことが勇ましい、潔い、男子の本懐、そして最後は手榴弾を抱いて自爆、突撃を繰り返したことを誇りとしていて、根底には未だに鬼畜米の思想から抜け出せていない部分が随所に見られる。史実として読み解くには値打ちがあるが、著者の感想は脇にどけておいてよい。


日本国を純粋に救うことだけを考えた兵士も多いだろうが、母親、妻、子供の名前を叫びながら死んでいった多くの兵がいることも事実だろう。

              出典:「日本人の勇気」大東亜戦争における主要地域別軍人軍属戦没者一覧

日本人の勇気
北影 雄幸
4769813198
登録情報
単行本: 341ページ
出版社: 光人社 (2006/09)
ISBN-10: 4769813198
ISBN-13: 978-4769813194
発売日: 2006/09

内容(「BOOK」データベースより)
死を余儀なくされた太平洋戦争の激戦地で、日本人は何を思い願って、その最後の時を迎えたのか。また極限の戦場で将兵はどのように戦い、死んでいったのか。内外の名著・佳編50篇で、対戦国も称賛した日本軍兵士の本当の姿を知る異色の日本人論。平和の尊さを知るための手引書。

フィリピン 498,600
中国本土 455,700
ニューギニア 210,200
中部太平洋諸島 197,600
ビルマ 164,500
日本全土 103,900
沖縄 89,400
ソロモン諸島 88,200
ソ連邦 55,000
満州 46,700
台湾 39,100
ビスマルク諸島 30,500
朝鮮 26,500
硫黄島 20,000
ボルネオ 18,000
小笠原 15,200
仏印 12,400
マライ・シンガポール 11,400
樺太 8,800
マーシャル諸島 7,790
タイ 7,000
ジャワ 6,500
セレベス 5,500
ギルバート諸島 5,214
モルッカ 4,400
スマトラ 3,200
アッツ島 2,600
アンダマン・ニコバル 2,400
南鳥島 857
総計(概数) 2,137,161






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