内容紹介
ピュリッツァー賞
ガーディアン賞
PEN/E・O・ウィルソン賞受賞!
《ニューヨーク・タイムズ》ベストブック
《タイム》オールタイム・ベスト・ノンフィクション選出!
仲野徹氏(大阪大学大学院教授)絶賛!
「読み始めてあまりの面白さに驚嘆した。数多くのエピソードが、一本の大樹のようにみごとにまとめられ、ミステリーを読むかのように一気に読み終えることができる。(本書解説より)」
■ムカジーの手にかかれば、科学は単にわかりやすいだけでなく、スリルに満ちたものへと変わる……読みはじめたら止まらない、高揚感に包まれた鮮やかな物語。
――《オプラ・マガジン》
■綿密な調査によってがんの歴史の全貌を浮き彫りにする物語……苦労に満ちた研究の軌跡を、ミステリ小説のような緊迫感とともに描き出すムカジーに筆力にはただただ驚かされる。
――《ボストン・グローブ》紙
■歴史上最もすばらしい医学の本のひとつである。
――《ニューヨーク・タイムズ》紙
地球全体で、年間700万以上の人命を奪うがん。紀元前の昔から現代まで、人間を苦しめてきた「病の皇帝」の真の姿を、患者、医師の苦闘の歴史をとおして迫真の筆致で明らかにするノンフィクション。
古代エジプトのパピルスにイムホテプはこう記した「この病の治療法はない」。この病を「カルキノス」と呼んだ医聖ヒポクラテスもまた「がんは治療しないほうがよい。そのほうがより長く生きるから」と述べている。人類は4000年にわたって、この怖るべき病気と闘い続けてきた。
外科手術による病巣の切除、X線による放射線療法、抗がん剤と骨髄移植を組み合わせた超大量化学療法、さらに「がんに対する魔法の弾丸」になると期待される分子標的療法……
不治の病から治癒可能な病へといたるその治療の歴史と、「がん」をめぐる患者、医師、研究者たちの人間ドラマを見事に描きだした「病の皇帝」がんの伝記。
内容(「BOOK」データベースより)
地球全体で、年間700万以上の人命を奪うがん。紀元前の昔から現代まで、人間を苦しめてきた「病の皇帝」の真の姿を、患者、医師の苦闘の歴史をとおして迫真の筆致で明らかにし、ピュリッツァー賞、ガーディアン賞を受賞した傑作ノンフィクション。
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