『梅安影法師』池波正太郎著 2013
8/14
水曜日

必殺仕掛け人としてTV放映されたので、ご覧になった方も多いだろう。シリーズ作品で、今回読んだのはその一篇。池波正太郎(故人)の作品は、三冊目となるが、全体的に固いと感じた。

ウィッキペディアの解説を借りると『『仕掛人・藤枝梅安』(しかけにん ふじえだばいあん)は、小説家・池波正太郎が『小説現代』で1972年から1990年の間に発表した全20篇の連作時代小説。主人公である藤枝梅安の表の顔は鍼医者だが、その実、凄腕の仕掛人(殺し屋)である。仕掛人は、依頼者(起り)からの依頼を取り次ぐ仲介人(蔓)を通じて殺しを請け負う。

もともと池波が本作に先駆けて、1968年頃から『小説現代』や『小説新潮』などで発表した仕掛人を主人公とした短編数篇が好評だったことから始まった作品で、『小説現代』1970年8月号掲載の「梅雨の湯豆腐」から彦次郎、『小説新潮』1971年2月号掲載の「顔」から音羽の半右衛門という人物が「梅安」シリーズにレギュラーとして登場する。

連載開始間もなくして、本作や『小説新潮』1971年11月号掲載の「殺しの掟」などを原案とするテレビ時代劇『必殺仕掛人』が企画され、テレビとほぼ同時進行で原作も執筆されるという、一種のメディアミックス的な作品として連載された。1990年に作者が急逝したため、未完の絶筆扱いとなっている。

また『必殺仕掛人』シリーズのように大きなアレンジを加えずに本作を映像化したテレビ時代劇が、放送時期や主人公の梅安役を変えて3度にわたり放送されており、またそれに先だって映画も1本が作られている。さらに最近になって、漫画化もなされている。』

参考サイト(ウィッキペディア) 仕掛人・藤枝梅安

梅安影法師
池波 正太郎

登録情報
単行本: 236ページ
出版社: 講談社 (1987/05)
ISBN-10: 406203428X
ISBN-13: 978-4062034289
発売日: 1987/05

内容紹介
時代小説の醍醐味がここに凝集!
「梅安……。あの恐ろしい男を地獄へ」。鵜の森の伊三蔵はじっと考えた。愈々(いよいよ)痛快第6集

仕掛人対仕掛人……ふたたび藤枝梅安危うし!
白子屋の元締から梅安殺害を依頼され失敗した鵜の森の伊三蔵。その直後に白子屋が梅安に殺され、跡目を継ぐ駒吉が放った刺客が2人、更には……4名の暗殺者が迫る

内容(「BOOK」データベースより)
善と悪とは紙一重。悪の上行く極悪を葬る悪もなくてはならぬ。仕掛人対仕掛人プロとプロとの凄絶な死闘。それでもなさけの灯もともる。藤枝梅安シリーズ最新長編小説。
梅安影法師(長編)
殺気の闇
三人の仕掛人
稲妻
春雷
逆襲
菱屋の黒饅頭







(2013/08/14)


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