『薔薇盗人』浅田次郎著 2013
8/11
日曜日

ブックオフの100円本で申し訳ない。まだ、浅田次郎も成長期なのか、今一つ、スパイシーさに欠けているように思う。
六編あるうちの「ひなまつり」、これだけは電車で読んでいたが、やばい、涙が伝い落ちる。咄嗟に本を閉じてしまった。セーフ。こりゃいかん、というやつである。

薔薇盗人
浅田 次郎
4104394017

登録情報
単行本: 281ページ
出版社: 新潮社 (2000/08)
ISBN-10: 4104394017
ISBN-13: 978-4104394012
発売日: 2000/08

内容紹介
「親愛なるダディと、ぼくの大好きなメイ・プリンセス号へ」──豪華客船船長の父と少年をつなぐ寄港地への手紙。父の大切な薔薇を守る少年が告げた出来事とは──「薔薇盗人」。リストラされたカメラマンと場末のストリッパーのつかの間の、そして深い哀情「あじさい心中」。親友の死を前にして老経営者に起きた死生への惑い「死に賃」。人間の哀歓を巧みな筆致で描く、愛と涙の6短編。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
親愛なるダディ。報告しなければならない出来事があります―。少年から船乗りの父へ宛てた手紙形式で魅せる「薔薇盗人」。リストラされたカメラマンと、場末の温泉場で出会った中年女との交情が衰切な「あじさい心中」。技巧が光る「死に賃」「奈落」「佳人」「ひなまつり」。短篇の第一人者が贈る6つの感動。







(2013/08/11 19:03)


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