だれもが最後に体験する死ーー
その間際に、脳はいかに働き、なにを感じるのか?
脳神経学者にして医師である著者は、
多数の臨死体験のケースを、脳のはたらきとともに読み解く。
脳は死に瀕しても活動し、
私たちを覚醒-夢-無意識の混在した<ボーダーランド>へと誘う。
著者は、脳の原始的な領域、レム睡眠侵入などに着目することにより、
さまざまなスピリチュアル体験の謎を明らかにしていく。
また、ドストエフスキー、エックハルト、ユングなどの
得た神秘体験の核心に迫る。
そして、動物たちも神秘体験を得ている可能性に言及する。
人生最期のミステリーへの、鋭利でスリリングな探究!
::著者::
ケヴィン・ネルソン
ケンタッキー大学・神経学教授。同大学・医療部門の所長も務める。臨死体験にかかわる脳神経科学の研究で、国際的リーダーとして知られる。
::目次::
プロローグ 自分のベッドの足元で
●Part(1) 脳と意識の変容
第1章 霊的(スピリチュアル)体験とは何か?
恐怖からピンボール、お花畑まで
第2章 三つの意識状態
霊的覚醒の場
第3章 断片化した自己
私たちが自己の偽証者となる時
●Part(2) 死の入り口で
第4章 さまざまな臨死体験
物語を紡ぐ
第5章 脳が死の入り口に立った時
光と血
第6章 古代のメトロノーム
恐怖から霊的至福に至るテンポ
第7章 夢と死のボーダーランド
レム睡眠の侵入
●Part(3) 向こうの世界
第8章 合一の美と恐怖
神秘の脳の奥深く
エピローグ 英知の新生
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::絶賛::
本書の考察は、際立っており、挑戦的で、しかも面白く読める。
ーーV.S.ラマチャンドラン
ネルソンの脳は、夢と信と、そして死(まだ未体験だが)を知っている。
ーーアラン・ホブソン
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