こりゃすごい。すごい、すごい。通勤時間を超速でショートカットしてくれる。
こんな本、いままでになかった。
何故、知らなかったのか、悔しくて悔しくて。

著者のダン・シモンズはすごいのである。
訳者のコメントを拝借すると、
　・一人称
　・三人称
　・日記体
　・回想
　・夢想
　・仮想
　・カットバック等々
　・年代記
　・一代記
　・戦記
　・叙情詩
　・宗教物語
　・喜劇
　・悲劇
　・秘境探検
　・ホラー
　・ミステリー
　・ハードボイルド
　・アクション
　・ラブストーリー
　・パロディ
<ＳＦに閉じても>
　・銀河帝国もの
　・スペースオペラ
　・ニューウェーヴ
　・ＬＤＧ
　・サイバーパンク
　・時間テーマ
　・エコロジー
　・異世界描写等

「ハイペリオン」も上下巻で900頁あるが、これで終わるわけではない。
未完の謎を残しつつ、「ハイペリオンの没落」に引き継がれるが、ここでも課題を残し、第二部作として、
「エンディミオン」、「エンディミオンの覚醒」と流れていくらしい。

これから暫く、通勤時間帯は、いろんなワールドに包み込まれ、都会の雑踏から遮断されるのだろう。
すごくいいではないか。

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) ダン シモンズ Dan Simmons	文庫: 442ページ 出版社: 早川書房 (2000/11) ISBN-10: 4150113335 ISBN-13: 978-4150113339
28世紀、宇宙に進出した人類を統べる連邦政府を震撼させる事態が発生した!時を超越する殺戮者シュライクを封じこめた謎の遺跡―古来より辺境の惑星ハイペリオンに存在し、人々の畏怖と信仰を集める“時間の墓標”が開きはじめたというのだ。時を同じくして、宇宙の蛮族アウスターがハイペリオンへ大挙侵攻を開始。連邦は敵よりも早く“時間の墓標”の謎を解明すべく、七人の男女をハイペリオンへと送りだしたが…。ヒューゴー賞・ローカス賞・星雲賞受賞作。
ハイペリオン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF) ダン シモンズ Dan Simmons	文庫: 478ページ 出版社: 早川書房 (2000/11) ISBN-10: 4150113343 ISBN-13: 978-4150113346 発売日： 2000/11
迫りくるアウスターの脅威と、殺戮者シュライクの跳梁により惑星ハイペリオンは混乱をきわめていた。連邦政府より命令をうけ、この地に降りたった、神父、軍人ら経歴もさまざまな七人の男女は、一路“時間の墓標”をめざす。その旅の途上で明らかにされていく、数奇な宿命を背負う彼らの波瀾にみちた人生の物語とは…?あらゆるSFの魅力を結集し、卓越したストーリーテリングで描く壮大なる未来叙事詩、ここに開幕!ヒューゴー賞・ローカス賞・星雲賞受賞作。