この本をカテゴリーで捉えると、エロティック・ホラーと分類される。
なんですか、それ？
怖いけど、気持ち良い、エロいのに、怖い。
まぁ、どのように捉えられてもよろしいでしょう。

原書のタイトルは、'Hot Blood!と、胡散臭くて、されど意味深。
リチャード・マシスン、ロバート・Ｒ・マキャモン他、大御所揃いで１２篇の短篇集。
ほほぅ、こんな切り口できたか、
なるほど、そんなストーリー展開も許せるのか、フムフム
というのもあって、時間つぶしにはもってこいの本でしょう。

【収録作品】
◆『変身』　グレアム・マスタートン
◆『わが心のジュリー』
◆『三角関係』　Ｆ・ポール・ウィルスン
◆『魔羅』　ロバート・Ｒ・マキャモン
◆『サディスト』　リチャード・クリスチャン・マシスン
◆『再会』　マイクル・ギャレット
◆『跫音』　ハーラン・エリスン
◆『イーディス伯母の秘術』　ゲイリー・プランナー
◆『モデル』　ロバート・ブロック
◆『おしゃぶりスージー』　ジェフ・ゲルブ
◆『お仕置き』　レイ・ガートン
◆『赤い光』　デイヴィッド・Ｊ・ショウ

震える血 (祥伝社文庫) リチャード マシスン ロバート・R. マキャモン Richard Matheson	文庫: 338ページ 出版社: 祥伝社 (2000/02) ISBN-10: 4396327463 ISBN-13: 978-4396327460 発売日： 2000/02
内容（「BOOK」データベースより） 「わたしが欲しいのね」女は躊躇もせずに身をのりだし、ひらいた手をまっすぐ彼の股間にのばした。女の肉体は、暖かくて柔らかで、激しく息づいている…出張先で出会った美女と悦楽に耽る男がたどる奇想天外な運命とは?(「変身」より)官能と恐怖に彩られたホラーファン待望の傑作アンソロジー、ついに登場。