『運命のボタン』リチャード・マシスン 著 2012
8/2
木曜日

リチャード・マシスンの4冊目。
段々と、彼贔屓の中毒症状に感染されているのが何故か、自分でも怖い。

今回も、短篇集。

「運命のボタン」はキャメロン・ディアス主演で映画化もされたので、観た方も多いのでは。

「子犬」は怖い。母親が子供を思うがあまりに、・・・ってことか。

編纂されている最後の「二万フィートの悪夢」は、スティーヴン・スピルバーグが1983年に映画化した「トワイライトゾーン 超次元の体験」の第四話に挿話されているが、読み始めたとたん、これは、リチャード・マシスンの作品だったのだ、と。

マシスンは、脚本家としても、多くの作品を残しているので、とても映像的で、映画にし易い作品ともいえるだろう。

暑い夜も冷え冷えさせてくれる短篇もあるよ。


運命のボタン (ハヤカワ文庫NV)
リチャード・マシスン 尾之上浩司
4150412138
登録情報
文庫: 458ページ
出版社: 早川書房 (2010/3/26)
言語 日本語
ISBN-10: 4150412138
ISBN-13: 978-4150412135

内容紹介
訪ねてきた見知らぬ小男は、夫婦に奇妙な申し出をする。届けておいた装置のボタンを押せば、大金を無償でご提供します。そのかわり、世界のどこかで、あなたがたの知らない誰かが死ぬのです。押すも押さないも、それはご自由です……究極の選択を描く表題作をはじめ、短篇の名手ぶりを発揮する13篇を収録。スピルバーグ、キング、クーンツら世界中のクリエイターたちに影響を与え、彼らに崇拝される巨匠中の巨匠の傑作集

1.運命のボタン――Button,Button
2.針――Needle in the Hearts
3.魔女戦線――Witch War
4.わらが匂う――Wet Straw
5.チャンネル・ゼロ――Through Channels
6.戸口に立つ少女――Little Girl Knocking on My Door
7.ショック・ウェーヴ――Shock Wave
8.帰還――Return
9.死の部屋のなかで――Dying Room Only
10.子犬――The Puppy
11.四角い墓場――Steel
12.声なき叫び――Mute
13.二万フィートの悪夢――Nightmare At 20,000 Feet











(2012/08/02 22:02)


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