我が身を幽閉・軟禁状態 2011
12/30
木曜日

今日の夕刻、東京は有明埠頭フェリーターミナルから、1,100ccの大型バイクを乗せ、
一路、実家の徳島に帰省する予定だった。

そう、”だった”の過去形であるところが重大。

久々に美味しい手料理が食べられる。
甥っ子が”帰ってきなさい”と電話で諭してくれたし、楽しみにしてくれているようである。
父や兄、義理姉にも逢える。
姉とも逢えただろう。

そして、1月2日には、10年ぶりの同窓会もある。
初恋の△△さんも拝むことができるかもしれない。
(既に”拝む”というほど純粋でシャイな僕ではなくなっているが・・・)
みんなの老けた顔にも会って、「じじぃなったな、もう、おばばか、片脚棺桶だな」
と罵るチャンスも消え失せた。

兄に電話をした。
寂しそうだった。

フェリーをキャンセルした。

同窓会、幹事役のMさーんにも「インフルエンザで・・・」と電話で嘘をついた。


 なぜ、そこまで予定があって、段取りができていて、帰らないのか?

 金がないのか?
 新しい女でもできたのか?


いや、どちらでもない。

実は・・・
実は・・・
本当のところは・・・

言いたくない。


ここまで焦らしておいて、「言いたくない」とは何事か?
早く教えろ、どうしたんだ・・


心の準備が整えば、告白するかもしれない。


それまでは、そう、言いたくない、言えない。





(2011/12/30 10:33)



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