ギョウ虫殲滅作戦

2011
12/18
日曜日

まだ書くか、の第4弾、「ギョウ虫挌闘記」に続く「ギョウ虫殲滅作戦」です。


ようやく食事中の方も読める内容となってまいりました。

 1.『【更新版】ギョウチュウがいた、いやまだいるかも、ぎょうえーーーーっ
 2.『雌ギョウ虫発見、死にたい
 3.『ギョウ虫挌闘記
順追ってご覧になられてから本ページをお読み下さい。
そうしませんと、文脈につながりがありません。

さて、奮戦記から殲滅作戦にグレードを上げました。

昨夜のシャワー時点での状況をお伝えしておきます。

背中のムズムズはTシャツを裏返えしましたらギョウ虫のメスで既に息途絶えていました。
その位置は、肩胛骨まで達しておりました。
”昇るは難し、降りるは易し”とするならば、メスがオスより精神的に優位であることがギョウ虫に
おいても同様なのでしょうか。
メスは産卵後の死を覚悟しているからです。
破れかぶれとは言いませんが、肚を据えているといえるでしょう。

実際のところ、昇ったギョウ虫はメスのみ、下っていったギョウ虫はオスが大多数でしたので、
これらの事実からも精神的踏ん張りの差が歴然とあることが裏付けられたことになります。

オスとメスは明らかに大きさが違う(メス>オス)ことも一要因となるのでしょう。
メスは強し、といえます。

彼らは死ぬとクリーム色から茶色に変色することがわかりました。

パンツ、タイツ、ウォームイージーパンツを全て裏返し、バスタブではたき落としました。
手でつまむことも何の躊躇もなくできるようになりました。
はたき落とした後、熱めのシャワーで流しまいたが、その数は20匹~30匹だったと思われます。

ここで『ギョウ虫殲滅作戦』を立案することとします。
(戦時下に準えてやってみましょう)

作戦敢行にあたっては、戦略はどうするのか、戦略に基づく戦術をどのようにブレイクダウン
するのかを熟考します。
それに先立ち、すべてにおいて大義名分が必要となります。
大義名分とは、このような闘いをせざるを得ない道理や、よりどころになる正当な理由といえばいいでしょう。

大義名分は誰にも判りやすく、誤解なく、簡単なメッセージである必要があります。
末端兵士まで、納得して戦うことの動機付けをするのことで志気を高めることが大事なのです。
動機付けされた兵は志気高く、結束堅く、躊躇いもなく行動できますが、
動機付けされていない兵は志気の低下著しく、いざとなればバラバラな行動をしてしまうものです。
全兵員にまで、なぜ戦うのか、目的はどこにあるのか、ということを納得させることが重要なのです。
おわかりいたけましたでしょうか? そうです、兵を奮い立たせましょう。


■大義名分
 「ギョウ虫をこのまま放置すれば私の健康は害され、精神的苦痛は高まるばかりである。
 よって揺るぎない信念をもって健康の回復に努め、精神的苦痛を解除しなければならない。』

とでもしておきましょう。
ここでは、認知の歪みでは「すべき思考」がありますが、このケースでは逆に必要不可欠なのです。
これに則り、戦略を立てましょう。

戦略の立て方も重要です。
例えば、「兵士は温存せよ」、または「玉砕するまで徹底抗戦せよ」、では自ずと戦術の
立案と任務遂行において大きな差異が出てくるということです。

■戦略
 「味方陣営の被害を最小に、完全包囲網を構築のうえ、敵陣を最期の一匹に至るまで
 一網打尽に殲滅せしめ、加え、且つ早期収束を謀るべし!!」


この戦略に基づき戦術をあらゆる角度から熟考し、味方陣営に有利となるような作戦を練り上げます。
戦術としては3つの作戦を立てました。
これらは、戦術の骨子ですが、それぞれの計画では詳細な5W1H的な実戦行動に移せるように
しておく必要があります。参謀長の意見を勘案しながら、大隊長中心に緻密に計画しましょう。

■戦術
その1:<ベッドから逃避ギョウ虫殲滅作戦>
 
→起床後、布団乾燥機で熱死させ、併せて快晴時は日光日干しによる紫外線照射にて抹殺する。

その2:<衣類付着のギョウ虫殲滅作戦>
 →日中はとくに対処することはないが、日に10回程度は肛門付近を湿したトイレットペーパーで拭く。
 →朝のシャワー、夜のシャワーで身体を洗い流す。
 →替え時に衣類を裏返し、徹底してバスタブ内ではたき落としたのち、熱湯シャワーで死滅させる。
 →叩き落とせなかったギョウ虫は、ベランダに衣類を放置し、自然外気を当て冷凍死させる。
  (クーラー室外機前も有効と判断せざり)
 →シャワー後は、下着、タイツ、Tシャツすべて着替える。
 →出来うれば洗濯は朝早に行い、日光乾燥による紫外線照射を加える。

その3:<経口感染抑止のため清潔環境維持・再発抑止作戦>
 →就寝以外の時間帯ではギョウ虫の床への脱落防止のため足元はゴムで縛る。
 →毎日欠かすことなく、部屋は掃除機をかける。
 →手洗いは小まめにおこなう。(特に喫煙時には忘れないこと)

 <ベッドから逃避ギョウ虫殲滅作戦>
 <衣類付着のギョウ虫殲滅作戦>
 <経口感染抑止のため清潔環境維持・再発抑止作戦>
以上を速やかに敢行すること。


このケースでは、参謀長、大隊長、全兵士に至るまで全てを私ひとりでこなさなければなりません。
責任重大です。


しかし、昨日はあれだけ総攻撃を加えてきました敵陣のギョウ虫たちは、
今朝の活動はとても穏やかでした。
粗方、出てしまっているのかもしれません。
”虫下し”がそれなりに効いているのではないでしょうか?

それでは、上官と部下との会話についてのロールプレイをやっていましょう。

隊  長:「貴様、さあ、命あるうちに、いますぐ肛門から脱出するんだ、良いな」

二等兵:「岩佐大尉、何をおっしゃいますか。一緒に脱出しましょう・・・」

隊  長:「いや、ならぬ。貴様は俺の命令が聞けぬのか、上官の命令には絶対服従だ。
      俺はこの陣地を最期まで死守せねばならぬ。よいか、さあ、行け・・・・」

二等兵:「岩佐大尉殿に敬礼」
    (ト書き)部下の数、30匹。一同一糸乱れず上官に敬礼(※注1)。
         嗚咽にむせび泣きながら部下は場を立ち去る。
  補足:(※注1)手のないギョウ虫をどのように敬礼ポーズをとらせるかは演出家へ一任


かなり偏りすぎですね。
失礼しました。

それでは第5弾にて戦況をお伝えすることとしましょう。



(2011/12/18 8:35)

【再掲】

ヒトの盲腸に寄生し、肛門の括約筋が弛緩する睡眠中に産卵を肛門の周辺で行う。このときギョウチュウの活動や、産卵の際に分泌する粘着性物質によってかゆみが発生するため(無意識下で)掻き毟ることが多々あり、手などに付着した虫卵が撒き散らされることによって感染源や自己再感染の原因となる。虫卵は人間が摂取すると十二指腸で孵化し、盲腸で数週間ののち成虫となる。先進国においては乳児・児童とその親に感染者が多く、感染率は10-20%程度とされている。
・・・
なお、このように直接に人間から人間に伝搬することが可能であるため、現在においても広く寄生が見られる。
・・・・・
Enterobius vermicularis は体長がオス2-5mm、メス8-13mm程度であり、乳白色でちりめんじゃこ状の形をしている。虫卵は卵型で直径40μm程度であり、通常の室内環境で数週間生存し感染性をもつ。
(以上、ウィッキペディア参照)

ぎょう虫の成虫は、人間の腸内で生活しています。このうちメスが夜間、就寝中に肛門まで出てきて、肛門周囲の皮膚に1時間で6000~10000個の卵を産み、メス自身は産卵後死滅します。メス虫の感染後、産卵までの寿命は45~50日とされ、産卵されて数時間以内に卵内に感染幼虫が形成されます。(子どもを見守るココロ塾)

ぎょう虫卵は紫外線に弱いので、寝室に日光を入れる、寝具の日光干し、衣類や寝具を清潔に保つなど。起床後すぐのシャワーや入浴も感染拡大予防になるでしょう。(子どもを見守るココロ塾)







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