リワーク25日目、今日のプログラムは、RW-SST、デスクワークトレーニング報告会、
認知行動療法実践編に取り組んだ。
ここの一つのプログラムとして、『通勤訓練』がある。
まずはじめに【通勤ストレス】とは?
(1)寒暑、風雨などの物理的障害
(2)歩行等による肉体疲労
(3)運転、通勤等による精神的疲労
(4)混み合う乗り物中や圧迫感や周囲との軋轢
(5)家庭という保護された空間から離れる恐怖・不安
が挙げられる。
【復職、職場復帰の道】としてのポイントは、
(1)日常生活に支障がない
(2)仕事中に眠気がない
(3)安全な通勤が可能で、定時に出社できる
(4)健康について自己管理ができる
上記(3)を達成することを『通勤訓練』として実践している。
(※:私のケースでは労災対象外期間、就業規則への抵触等の関連もあり、全て自己責任、自己判断である)
今朝、8ヶ月ぶりに最寄り駅へ行った。
自転車置き場にチャリを乗り入れ、一日のみの駐輪料金(100円)を整理係のおじさんにを支払おうとした。
「おはよう、随分久しぶりだね」と整理係のおじさんの声。
「えぇ、ちょっと長期出張してたんで・・・」と私。
ほんとうは「宅内・近所・長期出張だったんで・・・」と言いたかった。
(部屋からほとんど出られない状態であったし、
でも、部屋からトイレや近所のスーパーへは移動できていたではないか。
これを宅内・近所・長期出張と解釈しても誰も責める人はいないだろう)
「そう、じゃ、行ってらっしゃい」と明るく、元気よく、おじさんは大きな声で励ましてくれた。
(僕は励ましと素朴に受け取った)
この整理係のおじさんの記憶はまったくない。
8ヶ月のブランクがあったのに気持ちよく接してくれ、何か爽やかな気分になった。
それから会社のある駅まで行き、ホームで折り返し帰ってきた。
誰か知った人に会いはしないか、とひやひやしていた。
でもよく考えれば、私が長期休職をしていても、周りの皆はあまりプライベートには踏み込まず、
冷静に、「よかったね」という対応をしてくれるのは解っている。
解ってはいる。
何をビクビクしているのだろう。
まるで自分が悪いことをしているみたいだ。
心を楽にして、これから随時、通勤訓練を積んで
復帰に向けた助走を少しずつ付けていこうと考えている。
(2011/10/21 21:16)
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