この背景色は、天鵞絨(ビロード)色と呼ばれている。
CDラックから抜き出した「THE MARBLES / overground」を聴いている。
妙に懐かしくて、心に沁みる。
天鵞絨(ベルベット)の色彩感覚があるのだ。
ここに住み始めたときに一番聴いていたアルバムのひとつだった。
アイルランド出身のこのバンド、ザ・マーブルズ、今はどこで何をしているのだろう。
アルバムを初めて聴いたとき、稲妻に脳天を直撃されたような衝撃があった。
このメロディーの虜にされてしまった。
アイルランド音楽に何故か惹かれる。
好きな”The Coors”もアイルランド出身だ。
ビートルズの元メンバ、ポール・マッカートニー、この”マッカートニー”のファミリー・ネームは
アイルランドがオリジナルで、初期ビートルズのメロディーの原点が港町リヴァプールに
移住してきたアイルランド(ケルト)人のトラッドにあるという学術的分析に頼るまでもない。
実に興味深い。
なので、誰にも頼まれもしないのに、この曲をBGMに付けてみた。
CD並みのクオリティーなのでお許しください。
スリップ・イントゥ・サウンド(訳)
※詞の内容に感化されていることは一切ない、参考までに!
かつては君がここにいても
たったひとつのことすら見えていなかった
かつて君がここにいたときには
もう一度運命を変えることができるなら
君はそうすべきなんじゃないかな
かつて君がここにいたときのように
サウンドのなかに身を浸していると
このまま生まれてこなけりゃよかたのになんて思う
それは切り離されてしまった細胞
もう、このまま生まれてこなけりゃよかったのに
ときがうつろいすぎていくうちに
やがて君は何マイルもはるか遠く
かつて僕がここにいたとき
以上、お終い。
(2011/10/01 22:47)
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