気分障害講座『うつ病』 2011
10/13
木曜日

リワーク19日目、なんとか皆勤を続け、各種プログラムを受けながら過ごしている。

今日はボケもツッコミもない、ヘッドラインの話題で不謹慎なことが書けるわけがない。

僕は、双極性障害(双曲Ⅱ型障害)の症状であり、「うつ病」ではないが、抑うつ状態(大うつ病エピソード)の病相(エピソード)では、「うつ病」とほぼ同じ状態を示す。

今回は、主治医のシリーズ勉強会、「うつ病」について学習した。
 (メモ漏れもあり、正確性に欠ける部分はご容赦いただきたい)

「大うつ病」=症状が重い
 【単極性】(モノポーラ)
  ・うつ病性障害(単一エピソード)
 【双極性】(バイポーラ)
  ・双曲Ⅰ型障害
  ・双曲Ⅱ型障害
  ・気分循環性障害
「気分変調性障害」=軽い鬱状態が続く

【典型的な症状】
 (1)抑うつ状態 ・・・気分が落ち込む、憂うつだ
 (2)興味と喜びの喪失・・・今まで楽しんでやれたことが楽しくない、身嗜みやお洒落に関心がない
 (3)易疲労性の増大や活動の減少

【からだの症状】
 ○睡眠の異常
 ○食欲の低下(または増加)
 ○疲労・倦怠感
 ○ホルモン系の異常
 ○その他の症状

※ファイザー製薬サイト参照


【うつ病の原因】 ※ファイザー製薬サイト参照

循環気質

元気な躁状態と抑うつ状態を繰り返す双極性うつ病になりやすいタイプで、社交的、善良、親切で親しみやすい反面、激しやすいという面をもっています。

執着気質

義務感が強く、仕事熱心、完璧主義、几帳面、正直、凝り性などの特徴があります。仕事の質は高いのですが、量がこなせません。仕事を一生懸命完成さるために軽い興奮状態が続いたあと、ガクッときて、抑うつ状態に陥りやすいタイプです。また二者択一的で白か黒か、ゼロか100かという結果を決めつけたがり、優先順位をつけられないタイプでもあります。

メランコリー
親和型気質

常識を重んじ、常に他人に配慮を忘れず、円満な関係を保とうとし、自己の性格だけでなく、ほかとの関係も重視するタイプです。そのため他人の評価が大変気になり、いったん何か問題が起きると、悲観的になって、すべて自分の責任だと考えるタイプでもあります。


【”うつ病”治療の基本】
 ・充分な休養
 ・おくすり
  ※心のガソリン不足

【脳内の神経伝達物質】
 ・セロトニン
 ・ノルアドレナリン
 ・ドーパミン

【中枢神経系におけるモノアミンの動き】

セロトニン、ノルアドレナリン、アドレナリン、ヒスタミン、ドーパミンを総称してモノアミン神経伝達物質と呼ぶ。

ノルアドレナリン(独: noradrenalin、英: noradrenaline)は、シナプス伝達の間にノルアドレナリン作動性ニューロンから放出される神経伝達物質や、副腎から血液に放出されるホルモンとして機能する。また、ストレス・ホルモンのうちの1つであり、注意と衝動性 (impulsivity) が制御されている生物の脳の部分に影響する。アドレナリンと共に、この化合物は闘争あるいは逃避反応を生じさせて、心拍数を直接増加させるように交感神経系を動かし、脂肪からエネルギーを放出し、筋肉の素早さを増加させる。

セロトニンはモノアミン神経伝達物質で視床下部や大脳基底核、延髄の縫線核などに高濃度に分布しているトリプタミン誘導体の一種である。

ドーパミン(英: Dopamine)は、中枢神経系に存在する神経伝達物質で、アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆体でもある。運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わる。

※ファイザー製薬サイト参照

【再燃】・・症状がぶり返す状態
【寛解】・・症状が一時的に出なくなった状態
【回復】・・生活の質-QOL(QUOLITIY OF LIFE)-を改善
      しながら社会生活に支障がない状態
【治癒】・・病状が完全に回復した状態
      現在のうつ病治療においては求めていない



【抗うつ薬の種類】 ※ファイザー製薬サイト参照
SSRI
(選択的セロトニン
再取り込み阻害薬)

現在世界中で使われている抗うつ薬です。セロトニントランスポーターに作用し、神経細胞と神経細胞の間でセロトニンの量を調整するように働きます。不安を抑える作用が強いので、抑うつ状態のほか、不安が強い患者さんにも用いられます。副作用は比較的少ないといわれていますが、飲み始めに、吐き気やむかつき、便秘、下痢などの消化器系の副作用があらわれることがあります。これらの症状の多くは1~2週間で自然に消えますが、気になるときは医師に相談してください。

SNRI
(セロトニン・ノル
アドレナリン
再取り込み阻害薬)

2000年に使用が認められた抗うつ薬で脳内神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンの両方の調整を行うために、セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害する作用があります。

三環系抗うつ薬

“うつ病”を改善する効果をもつくすりですが、一方でセロトニン以外のアセチルコリンという神経伝達物質の働きを抑制してしまうため、抗コリン作用という便秘、排尿困難、口が渇くなどの副作用があらわれることがあります。

四環系抗うつ薬

三環系抗うつ薬の副作用である抗コリン作用を少なくすることを目的として開発されたくすりです。

SSRI:「Selective Serotonin Reuptake Inhibitors」

SNRI:「Selective Serotonin & Norepinephrine Reuptake Inhibitors」


どうでしたか?
ボケもツッコミもなかったでしょう。

(2011/10/13 17:18)

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