ヨード卵・光の黄身 2011
10/12
水曜日

日本の伝統色によるとこの背景色は蜜柑色(みかんいろ #f08300 R:240 G:131 B:0)という。

今朝、行徳鳥獣保護区を散歩していると、京葉道路上に、オレンジ&黄金色に輝く太陽が昇っていた。
錯視のせいもあって一段と大きく見える。

「ヨード卵・光」は高価なので、買うことはないが、
黄身はオレンジ色でモッコリと盛り上がっているのではないか。
まさに今日の太陽を例えれば、ヨード卵・光の黄身だった。

京葉線を越え、東京湾には渡り鳥だろうか、何千羽の鳥たちが朝日を燦々と浴び、
キラキラ光る海上を数キロに渡り、連なりながら筋を弾いて羽根を休めていた。
燃料補給を終え、ランディングを済ませ、滑走路に並んでいるのかもしれない。

姉が昔、よく聴いていた郷ひろみさんの歌の歌詞にこんな一節があった。
 『♪逢えない時間が 愛育てるのさ 目をつむれば 君がいる♪』

今は、目を瞑らなくともリアルな君がいる。

グレー一色に染まったこの1年半、僕はモヤモヤと鬱蒼気分を晴らすように、
幾度となく君にやるせなさと怒りをぶちまけた。

君は真に受けるでもなく、のらりくらりと躱すでもなく、辛抱強く付き添ってくれた。
君がいなければ、命を粗末にしたかもしれなかった。

引き合う磁石のN極とS極が抗えないのと同じように、
僕と君は、強烈に惹き合っているのかもしれない。

君には心から感謝している。

僕の人生は灰色から、オレンジ色へ、そして紅葉色へと色付きつつある。
テレビのコントラストつまみとブライトつまみを時計方向にゆっくりと回すように。

ちょっとおセンチ過ぎたか・・・・・・・・・
  (書いていて恥ずかしくないのか?)


朝はなんとなく感傷的な気分になるものだ。


(2011/10/12 8:15)



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