『オッサンになる人、ならない人』富増 章成著 2010
5/15
土曜日

 『読んでいない本について堂々と語る方法』と気分転換にパラ読みした新書判。まあ、年男の僕も随分、オッサンといえる十分な世代であるし、時折、何を狂っているのかおだててくれるのか知らないが、「若いですよね・・」とか言われると、鼻の下を伸ばしてしまうけれど、実のところ、確実に、オッサンに片端踏み込んでいるのは、薄々と自覚症状があるのだ。

 「あれ」「それ」はあるし、他人(特に色っぽい女性)をジロジロ見てしまうし、爪も早く伸びるし、最近の日本の歌もわからんなぁ、と感じているし、シモネタも会社では充分注意をしているけれど得意科目でもあるし、変にテンションが高いし、あれ何をしようとしてたんだっけと記憶喪失になるし・・・・・ しかしながらオッサンにほど遠い否定的要素もたくさんあることも事実で、疲れないし、ウキウキすることは多いし、よいしょとは死んでも言わないし、言ったことはないし、メタボにはほど遠いし、溜息もつかないし・・・・

 ということで、オッサンかなぁ、たぶん、そうじゃないかなぁ、と思われる方はですね(大概はそうですよ)、各章毎に「心当たりのある方へのアドバイス」といったものがあるので、参考に一読し、多少なりとも生活にフィードバックしてみては如何でしょう。「脱オッサン宣言」をし、そして、まだまだ人生エンジョイするぜ!で余生をぶっちぎり生き抜こうではありませんか。先送りするではないぞ。(2010/05/15 14:05)

内容紹介
自分はまだ若い。
そう思っていたのに、無意識のうちに独り言が多くなっている。
他人をじっと見てしまっている。それはオッサン化の兆候だ。
「ああなりたくはない」と思っていたオッサンに、自分がなろうとしているのである。
が、絶望することはない。
年齢を重ねてオッサンになることは、人生で一度きりの貴重な経験なのだ。

「オッサンくささ」の原因がわかれば、対処法・治療法も見えてくる。
そのために、オッサンを哲学的・心理学的に分析しておくことが肝要だ。
古今東西の哲学者・思想家の説を引きながら、オッサン化の傾向と対策を考える。
人気を博した哲学系深夜番組『お厚いのがお好き?』(フジテレビ)の哲学監修も務めた人気予備校講師(オッサン歴約20年)が、古今東西の哲学者・思想家の説を引きながら、オッサン化の傾向と対策を考える。

<ご自身や周囲で、心あたりはありませんか?>
◆「あれ」とか「それ」とかが多くなる
◆気づくと独り言をつぶやいている
◆爪が早く伸びる
◆瞬時に記憶喪失になる etc.

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