異動 2010
3/25
木曜日

 本日、辞令をいただき、4月1日から弊社、同事業部内の営業企画部に異動することとなった。四半世紀も仕事をしていると、異動は全然驚きでもなく、「よっしゃ、やっちゃろかい」みたいな気持ちになるが、結果が出ているかどうかは別問題。今回の異動で9回目、かな。

 いろいろプロジェクトを渡り歩いていると、よいところ、悪いところ、と個性があるものだ。弊社も開発標準が整備されているし、プロジェクトを横断的に品質を確保しコスト超過や、納期を厳守するための見張り役としてPMOのミッションもあるし、トラブルシューティング的に緊急火消し部隊もあって、かなりの営みは出来ているのだと感心する部分はある。

 それで話しを戻して、例えば異動直後「あれ、これおかしいぞ」って感じたときは、「それなりにおかしい」のであって改善余地がある、ということになる。直ちに出来ることであれば、速攻、改善すればいいのだが、従来のやりかたや、お作法もあるものだから、そんな時はメモっておいて、チームの意見も聞きながら、よくしていける部分はバシバシじゃなくても、じわっと変えていけばいい。変革だよね。人間の”慣れ”、”適応能力”は、ずば抜けていて、一ヶ月もすれば、当たり前に感じてしまう、これが怖いんだよね。だから、気付いた点はメモれ!だよ。

 現在、僕の属しているプロジェクトは僕の経験からすると、あからさまに異質ではないが、それなりに変(おっと、プロジェクトからクレームの嵐か・・・)だと思うが、詳しくは差し控えないと波紋を巻き起こすので・・・ でも、確実に淡々と進めるウォーターフォール型開発としては、熟成しているような感じもする。僕はテキトーで雑な部分もあるのだけれど、チームやプロジェクトの風通しを良くして、「やるなら楽しく和気藹々と、それで結果も出すぞ」的なムードにしたいよね。何でも相談して、本音でズバズバやっていく、これがいい。

 しかしね、IT業界も底冷えで、いまだ、不況は底打ちしていないし、他社の方とお話をすると改めて不況だと如実に感じる。企業が展望的な計画性のあるシステム投資をするためには、利益をあげなければだめでしょ、だから顧客側も消費をしていただかなければ、開発費に捻出する予算が組めない。受注する側も発注側の内情に併せてコストを下げざるを得ない。これも「負のスパイラル」でネガティブな方向へ進んでしまう要因なのでしょうね。CSR的活動も弊社は推進、結果も伴ってきているけれど、地域還元・密着型の企業であったり、エネルギー消費を抑えて地球資源を節約する会社であったり、別の切り口で、利益一辺倒だけが企業の至上命題ではないはず、と思うこともあるな。「企業は人なり」なんだしね。(2010/03/25 20:48)


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