港区が「森のめ組のデザイン運動」として一連展開されてきたコンペ作品の公開審査が港区エコプラザで開催された。午後から有給休暇を頂いてワクワクと出かけた。以下の方たちの2時間におよぶ公平な審査があった。
・審査委員:小林紀之氏
(日大大学院教授/審査委員長)
・岡田贊三氏
(飛騨産業株式会社社長)
・清水慶太氏(プロダクトデザイナー)
・熊谷有記氏(プロダクトデザイナー) |
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結果、僕は入選とはならなかったが、親しくして頂いているMさんの作品が一位に輝いた。(↑上写真↑) ほんとうにおめでとう。とてもいい作品だと思う。心から拍手(パチパチパチ・・)
さて、僕の作品は「あれ、正六角形じゃなくて、すこし間延びしてるじゃない、なんで?」と思って設計図を見たら、ははは、設計図どおりだ、僕は中学の時にさんざん数学で出てきた正三角形を折りたたんだ直角三角形の辺の比率が1:2:√3をすっかり忘れていたのじゃなかろうか。しかしながら、とてもしっかり作って頂いていて、エコプラザの方のご苦労に痛み入るとともに、製作していただいた工場の方々にも深く感謝しないとね、ほんとうにありがとうございました。
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同じく、15時から『シンポジウム<木材利用と温暖化防止を推進する「みなとモデル」の試み> 』に参加した。パネリストは、
・小林紀之氏(日大大学院教授)
・岡田贊三氏(飛騨産業株式会社社長)
・塚本愛子氏(環境省)
・関根秀真氏(三菱総研)
みなと森と水サミット2009宣言を受けたものだ。趣旨は、『本制度は、港区内の建物、施設等において利用される間伐木材製品による炭素固定料の定量評価手法および認証制度を開発することにより、木材消費地である都市部と木材供給地である山間部の自治体の連携を促進し、我が国の低炭素社会の実現へ貢献することを目指すものである。』と。カーボンクレジットや、J-VER、cer(さー)の話しもあったが、過去のブログで書いた講座から→2009/3/19、2009/3.26で少し触れている。
まさにめぐみのデザイン運動もその一環。都会と山村との交流が出来るひとつのモデルケース、プロトタイプとしての役割もあるのだろう。従来型のひとつの都道府県に閉じたものではなく、これからのモデルとして是非成功したいと皆さんの強い信念が感じ取れた。ここ(港区)で成功事例をつくり、森林を介した新たな取り組みができるのじゃないか。山村が疲弊しているといわれるが、山村地域に新たな産業が興り、人が集まり、山村が活性化していくのではないか。課題をクリアしながら、成功モデルとなるよう胸を張ってやってほしいしと環境省の方からもエールがあった。
プラスのスパイラルで、上昇気流に乗って、どんどんとエスカレートして、日本全国が元気になってほしいと僕も感じる。(2010/03/19 19:57)
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