花粉症のリスク対策 2010
3/10
水曜日

 過去のブログにも書いたが、花粉症を患って、かなりキャリアは長い。ベテランの域といっても差し障りはないだろう。

  □鼻水→ダムの水門を一気にフルオープンしたような怒濤の如く、しゃーーーーっつと流れ落ち、
  □くしゃみ→100連発、鼻腔で擽り魔が、駆けずり回り、
  □目→眼球の表面に胡椒をを降りかけて、サンドペーパーで擦ったような痒み
 の症状を伴う。

 これは放置すると、仕事に集中できない(→集中することがあるのか?)、風が強くて天気の良い日は外出できない、目が痒くて本も読めない。リスクマネジメントからすると、「発生確率」→<大>、「影響度」→<大>であり、直ちに予防対策と発生時対策をとるべきであって、リスク登録簿ではトッププライオリティでコトに対処しないとだめですね。

【問】この場合、リスク対策(「リスク回避」、「リスク軽減」、「リスク転嫁(移転)」、「リスク受容(所有)」)として、もっとも有効なものはどれか。

【答え】
「リスク軽減」 (Mitigation) 
 ⇒リスクの発生確率と発生結果のいずれか、または両方を受容可能な限界値まで減らす試み。まあ、特効薬でも発明されない限り、100%完治することはないのだろうから、「リスクの回避」は難しい。そうか、花粉の時期、花粉がないどこか海外へ逃亡する、これだな、でも、時間も金もない。保健をかけてリスク転嫁できるものじゃないし、なりゆきに任せる受容は死ぬほど苦しいことは、花粉症の方なら”皆まで言うな!”の世界だしね。

 僕の場合、今年で7回目となったが、毎年、六本木の「平石クリニック」の”花粉注射”を臀部に打ってもらっている。今朝、2時間、年次有給休暇をいただいて行ってきた。これで、花粉症が治まる時期までは、症状は劇的に緩和する。完全に回避できるわけではないが、ほぼ人並みの生活が送れるようになる。

 P.S. もともと杉が花粉を多量に噴霧するようになったのには訳がある。放置されたままの人工林は、健全な森林として育ててもらえず、植えっぱなしで、ひょろひょろになっていると、種の保存からすると、「子孫が危ない、なんとかして子孫を残さねば・・・」と杉は危機感を煽られ、それでもって花粉を撒き散らすんだよね、東京都も開発した「花粉の少ない杉」に植林し直したり、杉林を間伐、枝打ちをして、健全な森にしていくことは大事ですね。でも、コストも期間も必要だし、即改善される類のものではなく、根気よく、きちんとした施策に基づいて整備していく必要があるからね。(2010/03/10 21:20)


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