『神の探求Ⅱ』エドガー・ケイシーA Search for God[BookII] 2009
12/30
水曜日

 今年、1月19日に『神の探求Ⅰ』を読んで、赤本のⅡはストック本で、まだ未読だったので午前中に読み終えた。本書は、エドガー・ケイシーが人類に遺した最大の霊的遺書といわれる『神の探求』の下巻に相当する"A Search for God,Book II"を翻訳したもの。訳者後書きにこう記されている。「本書は一度や二度通読したくらいではほとんど益にはなりません。一つ一つの課に腰を据えて取り組み、何度も読み直し、格闘し、そこに示されている霊的考え方や実践法をそれぞれの人生に適用することで初めてその報酬をもたらしてくれます。しかし、その報酬の何と豊かなことか!自分が霊的成長の道を歩んでいるという確かな手応えを、生きるべき人生を生きているという実感を、もたらしてくれることと思います。」と。

 はっきり言って、キリストの世界には疎いけれど、文面からなるほど、と感じた部分のほんの一部をピックアップしてみたい。

・人は蒔いたものを刈り取らなければならない。
・(第一課 機会:定義)機会とは、霊的理想を物質的に表すことを意味します。魂は、肉体を通じて、他の意識領域で培ってきたものを表す機会を得ます。地上の人生は、肉体の成長に役立つあらゆる経験を互いに関連づけ、組み合わせ、協力させ、その成果を具体的に現すための機会です。そのため、機会とは、第一義には、肉体の意識的な力を使って、霊的働きの物質世界に現すことを意味します。
・わたし達はそれぞれ自分自身の仕事や家庭を持ち、特定の国の、特定の地域の、特定の町に暮らしています。それはわたし達自身がそのよううな時と場所を選んだのです。そうであるなら、わたし達は、今、ここから奉仕を始めなければなりません。笑顔や思いやりのある言葉、癒しの想いなど、わたし達はこれらを持っており、与えることが出来ます
・それぞれの経験は、わたし達を試し、鍛え、強くするための機会です。万事を克服する道は、少しずつ取り組む以外にありません。
・理想の高さに応じて、機会は大きくなる。
・善を試すことに気弱になってはならない。なぜなら、より大きな機会に向かうための扉が開かれようとしているのだから。(262-51)
人は思うとおりの人間になる
・汝が人にして欲しいと思うことは何でも、人に行うべし。(マタイ七.一一)
・(第三課 地上に現れる神の働き)微笑みは希望をもたらします。その希望が行動を可能にし、行動が失意にある人々、落胆している人々の避難所を作るのです。
・(第四課 欲求:無私の欲求という知恵)もしわたし達の行動が、名声や財産、地位と行った自分の利益を充足させたり、人から良く言われたいという欲求に根ざすものであるなら、それらは肉体的なものです。もしわたし達の活動が、わたし達の人生に、愛、忍耐、辛抱、優しさ、親切、他人への奉仕といったものを表現するものであるなら、それは霊的成長をもたらします。 

神の探求Ⅰ 神の探求Ⅱ
2002/11発売 2008/12発売
たま出版 たま出版
268page 263page

瞑想
第1課 協力
第2課 自己を知る
第3課 理想を定める
第4課 信じる心
第5課 徳と理解
第6課 親しき交わり
第7課 忍耐
第8課 扉を開く
第9課 神とともに
第10課 十字架と栄冠
第11課 主なる汝の神は一つ
第12課 愛

第1課 機会
第2課 昼と夜
第3課 地上に現れる神の働き
第4課 欲求
第5課 精神の宿命
第6課 肉体の宿命
第7課 魂の宿命
第8課 栄光
第9課 知識
第10課 知恵
第11課 幸福
第12課 神の霊
瞑想

・≪代価≫は払わなければ成りません!与えずして受け取れるものはありません。命を得んとするなら、命を与えなければなりません。喜びを得ようと思うなら、他の人々の人生に喜びを作りださなければなりません。平安と調和を得たいと思うなら、自分自身の内に、また人々との関係において、平安を作りださなければなりません。これが法則です。
・憎しみの中に愛を見いだすことはできません。
・(第五課 精神の宿命:精神体と精神の関係)精神体と霊体と肉体は三位であって、一体です。
・精神はわたし達の内にあって成長を促す推進力であり、それは物質の上にも表されます。
・(第六課 肉体の宿命)人から良く見られたいがために正しいことを為すのではなく、わたし達の親切、忍耐、同胞愛を通して≪父≫の曳航が映し出されることを求めて為すのです。これらの働きが健康と調和と理解を産み出します。
・過ちや混乱として現れる事柄を踏み台として使い、試練や誘惑、困難などを有益な経験に変換できるような状況にしていくことです!
・(第七課 魂の宿命)意志の使い方が、わたし達の運命を決定します。

 と熟熟、書き写しても、半分もいかない。まったくもって理解されようはずもない。胡散臭そう、なんてお思いの方々も多いはず。(気にするな) 僕も全部を把握するのは時間がかかるだろうし、僕的には笑顔を絶やさず、親切心を忘れずに、ってことでここまで。興味のある方は買って下さい。読んでみる価値はありますね。(2009/12/30 14:20)


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