白洲次郎さんを取り上げた本は数冊読んだし、鶴川の「武相荘」へも出かけたこともある。
今回、娘さんの桂子さんが両親の正子さんと次郎さんの思い出を綴ったエッセイを読んだ。
両親というのは子供にとって何だろう、と考えながらも、一般的な家庭からみれば、かなり風変わりだったであろう両親をもった娘さんからみた両親像が新鮮だった。最後に、親は子供への愛情が大事だと改めて感じたし、振る舞いがいい、悪いだけでは片付けられないものだとも思いましたね。
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文庫: 254ページ
出版社: 新潮社
発売日: 2009/11 |
内容(「BOOK」データベースより)
ものを書く母親より、おにぎりを作ってくれるお母さんが欲しいと思っていた―。普通の親とは違う両親に対する、幼い頃の複雑な思い。そして後年見かけた、二人がプロ野球中継を観ながら、おもちゃの太鼓を叩き、笛を吹いて応援に興じる、子供のように微笑ましい姿。白洲家の三人目の子供として育ち、晩年まで共に過ごした著者が綴る、懐かしい日々。心あたたまる名エッセイ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
牧山 桂子
1940(昭和15)年、白洲次郎・正子夫妻の長女として東京に生れる。2001(平成13)年10月に旧白洲邸「武相荘」を記念館としてオープンさせる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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