イギリスの夫婦はなぜ手をつなぐのか 2009
12/22
火曜日

 昼休みに、ヘッドラインの本を読み終えた。井形慶子さんの本は4冊目。日本文化とイギリス文化の違いを感じつつ、日本の夫婦とイギリスの夫婦の価値観・双方の思いやりの違いが如実にわかり楽しめた。

 文中から「だが、残業も接待もいとわず、しゃにむに働き続けた夫が定年を迎え、ようやく家に戻った途端、妻に邪魔者扱いされる。挙げ句の果ては、多くの妻が「主人在宅ストレス症候群」と、家に戻ったせいで病気になる。」とまあ、日本風味だよね。相手をお互いに思いやる、いつまでも大事に誉めあげるイギリスの夫。夫婦に限らず、日本では表面上の付き合いだけで、義理を欠かないようにするためだけの冠婚葬祭やお見舞いのことなど、本当のコミュニケーションができないとえらいことになるよね、と思った。

 今日はクリスマス・イブ・イブとして、僕たちはランドマークで食事をした。夜景もイルミネーションも綺麗で素敵でしたね。

文庫: 191ページ
出版社: 新潮社 (2009/11/28)
ISBN-10: 4101481261
ISBN-13: 978-4101481265
発売日: 2009/11/28
内容(「BOOK」データベースより)
恋人同士の時は片時も離れたくなかったのに、どうして結婚すると相手がうっとうしくなるのだろう?年齢を重ねても仲良く手をつなぐイギリスの夫婦関係から、身近な人との付き合い方を学んでみませんか。照れずに積極的に自己表現をしよう。子どもよりも夫婦の空間を大事に。型通りの結婚にとらわれない。スマートな仲直りの仕方とは。大切な人との絆をより深めるための、全7章。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
井形 慶子
長崎県生れ。作家。大学在学中から出版社でインテリア雑誌の編集に携わる。その後、世界60ヶ国に流通する外国人向け情報誌「HIRAGANA TIMES」を創刊。28歳で出版社を立ち上げ、個性的な暮らしをテーマにした情報誌「ミスター・パートナー」を創刊し、現在同誌編集長。渡英経験は70回を超える。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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