「持続可能な社会」って? 2009
11/4
水曜日

 私が勤めるNTTコムウェア株式会社の「CSR報告書 2009」の24ページに私の記事が少しばかり指名手配写真?と共に掲載された。(右→) CSRの取り組み(New Page)

 そもそも、CSRとは何ぞや、ってことですが、”持続可能な社会では、企業の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)の概念が社会のすみずみまでに浸透し、企業が持続可能な社会で必要とされる、すなわち企業自体が持続可能であるためにクリアすべきハードルはかなり高いものと思われます。まず、限られた資源、エネルギーを無駄に使うことは許されないでしょう。また、社会に対する誠実さも問われますので、事故や、ミスを隠蔽するようなことは考えられません。

 現在、企業は持続可能な社会へシフトする節目にあたって、生き残れるか否かの岐路に立たされているのです。企業がこのような状況を重荷と捉えるか、チャンスと捉えるか、それによって今後その企業が進む方向も変わってきます。産業界全体ではISO14001に基づくEMSの導入、運用が定着し環境配慮の大きな流れが出来たものの、個々の企業が具体的にどのように対応するかは、それぞれの企業が探索しなければなりません。”(環境経営と環境プランニング 環境プランニング学会編から抜粋)

 もうひとつ、じゃ、「持続可能な社会」とは何ですか?ってことをシンプルに言うと、日本を含む先進国は「大量生産、大量消費、大量破棄型の社会経済システム」の限界、このようなシステムが何時までも続くことはないのは自明の理であって、つまり「環境」に大きな環境負荷を与えるこのような従来のシステムは、今でも大量の化石燃料や地下資源の供給に支えられて肥大化し、多量の二酸化炭素と廃棄物を排出しながら今日まで続いているわけです。しかし、これじゃ、よろしくないですから、この連鎖反応から脱却していかなくてはなりません。

 そこで、Sustainability(サステナビリティ、持続可能性)、Sustainable Development(接続可能な発展)という概念が導入され、且つ世界的な動向でもあり、これからの環境政策や環境経営の指針となってきているのであって、サステナビリティは、「現在生きている人々のニーズを満たしながらも、将来世代が彼らのニーズを見たす能力を脅かさない」と定義されていて、われわれは子孫に負の遺産を押し付けることなく、世代間の不公平を生じることがないように、われわれの生活を修正していかなきゃいけない」、ということなのですね。(2009/11/04 19:49)


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