映画「エレジー」を観て 2009
9/12
土曜日

 夕食後、ひとりで靜に映画「エレジー」を観た。今年の1月、劇場公開された映画で、ベン・キングズレーとペネロペ・クルスが共演している。途中、ちょっと怠いかな、と感じたけれど、こういった<愛の形>もありなんだと思うし、予想以上に感情移入してしまった自分に驚いたよね。綺麗な女性は芸術的で、その殻を纏ってるが故に、中身まで見抜くことができない、みたいな会話が映画の中であったけれど、確かに男(雄)の本能的に、遺伝子構造上、擦り込まれた特性からすれば、種付け役として、より高品位な、高品質な子孫を残すべく、綺麗な女(雌)にクラクラとなるのは、わからないことはないけれど、それだけじゃないよね。人間は動物じゃない、考えて、学習して、応用する頭脳があるのだからね。

 男と女の愛の物語に、病気を持ち出すのは、ストーリー展開上、好都合だけれど、ちょっと許せないな、僕には。事件性・意外性・非日常性にするため、脚本上のセオリーなのは重々わかるけれど、うーん、どうかな。卑怯だ。大分昔、乳癌と、セカンドオピニオンの本を数冊、立て続けに読んだことがあるけれど、セカンド・オピニオンやサード・オピニオン(っていうのだっけ)することは、大事なことでね、これからは患者が医者を選ぶ時代だからね、藪医者なんぞに、命を預けられないと思うな。あら、話が脱線しちゃいました。しかしだよ、男と女の間には、客観的に説明出来ない深い、とっても深かあーーい、結びつきがあるよね、年の差なんて関係ない、お互いに大事に思えて、胸が張り裂けそうなくらいその人のことを考えると苦しくなる、ってことだろうから、何歳になっても、おじいちゃんや、おばあちゃんになっても恋はするべきだし、そうすれば、人生も、さらにロケットエンジンが噴射して、エネルギッシュにエンジョイ出来ると思うからね。ああ、とりとめがない。(2009/09/12 21:49)


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