ザ・プロフェッショナル 2009
8/1
土曜日

 先日、隣席にいるIかいさんから借りていた大前研一著『ザ・プロフェッショナル 21世紀をいかに生き抜くか』を読み終えた。 2009.5発行の本なので多少、情報が陳腐化している部分はあるものの、久々のビジネス書で有益だった。

 冒頭は、”プロフェショナリズムとは何ぞや”を定義していて、まあ、ここまできちんとやれる人は希有だろうし、これだけのプロフェッショナル魂があれば、自ずと、引く手あまたの人材にはなるだろうと感じた。

 しかし、時代を生き抜く企業として、サイバー化時代、ボータレス時代、グローバル化時代と言われて久しいが、経営陣の力量は社運を揺るがすということは事実であって、先見力が問われているのだろう。 著者はそういった意味でパーソン・スペシフィック(人間次第)であると述べているし、それは勝負をかける時期、時代背景からみてタイミング・スペシフィック(タイミング次第)の要素が絡みつくのだとも言っている。

 興味深かったのは、「三つのゲートウェイを押える」の章で、サイバー空間を生き抜く、生き延びるための現代のゴジラ企業にならんとするための、eコーマスに必要な三軸として、「ポータル」、「ロジスティック」、「決済」について、具体的な事例を挙げて書かれていた部分は、なるほど、と唸った。

 「ロジカル・シンキング」の本を読み返そうかな。 本はジャンルを問わず、いろいろ雑多に読んだ方がいいね。

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