「生物多様性」<Biological-diversity>etc. 2009
6/26
金曜日

 昨日から、研修二日目、10:20からのテーマ、『生物多様性』を受講しながら、メモ代わりにブログを書こう。

 豊かな、健全な生物系とは?地球生態系ではテーマが大きすぎ? 類似的に考えて、例えば、熱帯雨林の生態系、砂漠の生態系とか絞っている事が多い。

・ecoの元は、Ecology、Economy(言語はオイコス(ギリシャ語))だ。「食う・食われる」関係の「食物連鎖」、または「食物網」→食う・食われるの関係は一対の単純なものではなく、網のように複雑であることを強調した言い方。食う・食われるの関係以外にも、共生、寄生といった関係もある)

・植物<生産者>が光合成によって作りだしたデンプンなどの有機物を出発点として、植物を食べる虫、昆虫を食べる蛙、それらを食べる獣や鳥など<消費者>が生を営み、そして土壌生物や菌、微生物などの<分解者が動物の死骸や落ち葉を分解する、という繋がりがある。

・「腐食連鎖」という言葉もある。※シェルフォードによって最初に図示された生物群集内における捕食者と被食者の関係。出発点によって『生食連鎖』『腐食連鎖』に分けられる。『生食連鎖』とは出発点を植物とし、陸上では草本や樹木、湖沼や河川では水草や植物プランクトン、海洋では海藻がそれに当たる。植物体を生産者と定義すると、これを捕食する植食動物は一次消費者となり、さらにこれを捕食する肉食動物は二次消費者となる。次に『腐食連鎖』とは、デトリタス(またはデトライタス)と呼ばれる生物の死骸や排泄物の分解物を出発点とする食物連鎖である。陸上では地表の落葉や昆虫の死骸、湖沼や海洋では、生物体の死骸や排泄物の他に陸上のデトリタスが流れ込む事がある。しかし、実際の生態系においてはこの2つの連鎖の区別は分かっておらず、途中からつながっている事が多い。また、生物群落では肉食動物である二次消費者が生産者を捕食する事もあったり、逆に食虫植物のように生産者が消費者を捕食する場合もあったりと複雑であり、連鎖が網目のように見えることから食物網と呼ばれる事がある。すなわち、食物連鎖とは食物網の一部なのである。さらに、これらの食物連鎖には生態的地位(ニッチ)が深く関わっている。下位の栄養段階にある生物が死滅すると高位の捕食者は捕食対象物がなくなることで個体数が減ってしまう。このように下位の栄養段階にある生物の個体数が高位の栄養段階にある生物の個体数を制限する減少をボトムアップ効果という。逆に高位の栄養段階にある生物が増加し、下位の栄養段階にある生物を捕食して個体数を減少させることがある。これをトップダウン効果と呼ぶ。(教えて!goo)

・「生態系(Ecological System)」を守ろう、と、「自然を守ろう」とどう違う?

◆健全な生態系の物質循環
・物質循環は、地表と大気上層部との間の大気循環、陸域と海域間の養分循環、地表・海域と大気の物質循環等、様々な物質やエネルギーと生態系の物質循環とか密接に関連。代表的なものとして、「窒素循環」、「炭素循環」、「水循環」が挙げられる。

・窒素循環の話は飛ばして、水循環の話を書く。地球上には1.4×1018トンの水があり、海水が97%を占める。これは興味深いよ。
 ※水の平均滞留時間
  海洋3,200年
  氷雪9,600年
  地下水830年
  土壌0.3年
  河川水13日
  水蒸気10日程度

◆地球上の人口68億人のエコロジカル・フィットプリント(※注1)は既に地球全体の許容限界を超えている。
 日本のエコロジカル・フィットプリント:4.3ha/人
 世界合計(公平な割当面積)  :1.8ha/人
・世界中の人々が日本人のような暮らしをはじめたら、地球が約2.4個必要。米国のエコロジカル・フットプリント:9.5ha/んであり、同様に世界中の人々が米国人のような暮らしをはじめたら、地球が5.3個必要。
 (注※1:エコロジカル・フットプリント(ecological footprint:EF)とは、地球の環境容量をあらわしている指標で、人間活動が環境に与える負荷を、資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な面積として示した数値である。通常は、生活を維持するのに必要な一人当たりの陸地および水域の面積として示される[2]。以下では、略語EFの表記を用いる。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

■エネルギー資源
 人類が用いるエネルギー資源は大きく分けると、化石燃料、核エネルギー、自然エネルギーに分類される。カナダでは石油をオイルサンドといって岩盤に染みこんだ石油をエネルギーをかけて取り出している。コストをかけて石油を取り出しているということになる。海底油田も同じかな。

・牛が吐くゲップのメタンの話。ニュージーランドでは人より牛が多いので、温室効果ガスからみて排出全体の31%が牛のゲップで占める。地球温暖化係数GWP(Global Warrming Potential)の尺度ではメタン(CH4)は二酸化炭素換算でGWPは21倍となる。牛は胃が4つあり、反芻動物であり、第一胃で草を発酵・分解しているため、このときメタンが出来る。

■持続可能な社会に向けて
 「大量生産・大量消費・大量破棄」の社会システム
     ↓↓↓↓↓
 持続可能な社会(sustanable)※[形]維持[継続]できる;〈開発などが〉持続可能な(環境を破壊せずに, 現状を維持したまま永久的に継続できる)  sustainable development 持続可能な開発
 低炭素社会/循環型社会、どんな仕事(製品、サービス、勤務時間、場所、通勤手段)? どんな生活(家族、世か、食事、家、まち)?

バックキャスティング手法:あるべき持続可能な社会の姿を描いて、そこから今行うべきことを明らかにしていくアプローチ。

■地球環境問題の相互関連 →何を求めて高度な経済活動をする必要があるのか?
  ①オゾン層の破壊
  ②地球の温暖化
  ③酸性雨
  ④熱帯林の減少
  ⑤砂漠化
  ⑥開発途上国の開発問題
  ⑦派生生物種の減少
  ⑧海洋汚染
  ⑨有害廃棄物の越境移動

■企業が環境に取り組む理由
 ・企業の存続基盤だから(Cometence)
 ・企業の社会的責任だから(CSR
 ・社会から尊敬されるから(Respect)
 ・省エネ、省資源など直接コスト削減になるから(Cost)
 ・事業革命に繋がる可能性があるから(Innovation)
 ・企業イメージが向上するから(Image)
 ・法規制やお客様からの圧力があるから(Pressure)
 ・環境リスクを回避したいから(Risk)

 とりあえずここまで。(2009/06/26 11:50)


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