今日は、○○○さんと５回目のデートとなった会場は、飯田橋から程近い、東京日仏学院の中にあるラ・ブラスリーで夕食を食べながら、語り合った。

　ちょっと趣向を凝らしたくて、僕のいつも隣席にいるIかいちゃんに相談した。花をプレゼントしたいのだけれど、ってね。「まっ赤な薔薇じゃなくて、紫のトルコキキョウがいいよ。」と。定時で会社を捌け、注文してあったトルコキキョウを隠し持ちながら、いそいそと出かけた。

　僕と彼女は、席に付いてビールとジュースで乾杯をし、それから僕は緊張の面持ちで、紙袋からおもむろに花束を抜き出して、「ハプニングです」と・・。彼女は、目が点になっていた。こういった場合はサプライズというのが普通らしい。なにせ、食事の時に花を女性にプレゼントするのなんて、生まれて初めてのことだったのだから。もう、ドキドキでしたし、レストランに行くまでの電車の中では、人混みに花束を潰されないように気を張り詰めてガードしたのだけれど、その甲斐あって喜んでいただけたようで心から嬉しかったですね。ほんとうに。

　２２時の閉店まぎわまで、楽しい会話に時間が経つのもあっという間。ほんとうに名残惜しいのだけれど、○○○さんと神楽坂の石畳を踏みしめながら散歩がてら少しぐるっと回って地下鉄の駅まで向かった。

　ますます、僕は彼女の綺麗なつぶらな瞳に吸い寄せられ、たぐり寄せられ、心はクラクラなんだよね。